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☆15 ページ15






『ママ』
「ん?」
『これの事ってどういう事?』
「あぁ〜この間、高地君ママと会ったのよ〜(笑)」
『えっそうなの!?』
「駅前のパン屋さんで(笑)」
『パン屋さんで!?(笑)』
「そう!それでデビューの話聞いたんだけど」
『・・・』
「横文字の曲名だったから忘れちゃって(笑)」
『へ、へぇ〜』
「でも、もう覚えたわ!イミテーションラインね!」
『いや、レインね?』
「あっ・・・(笑)」




優吾ママごめんね。ウチの母、物覚え悪いんです(汗)

て言うか、さすが地元。
バッタリなんて珍しくないけど
親同士も会ってたとは・・・・うぅ、鳥肌。



「そう言えばこの間同窓会だったんでしょ?」


このタイミングでその話する!?


『まぁ、うん』

「高地君も来てたの?」


ですよね、聞かれると思ってましたー・・・


『来てたよ』

「元気にしてた??」

『元気元気。超人気者だったよ』

「アイドルだもんね〜」

『うん』

「圭ちゃん達と遊びに来てたのが懐かしいわ〜」

『あーあったね、そんなこと(笑)』

「いや〜男の子も怖いわねぇ〜」

『はい?(笑)』

「だってこんな格好良くなるんだもん!あの頃のイメージが強いから(笑)」

『確かに・・・』

「でも、ママは高地君よりこの子がタイプ!」

『タイプッ!?』

「なによ(笑)」

『いや、別に・・・で?どの人?』

「この子、この子!!」

『・・・あぁ、田中君ね?』

「田中何君?」

『樹君』

「ふふ、チャンネル登録しとこーっと♪♪」



うわ〜・・・これヤバいやつだ。



数日後・・・



{見て!高地君と樹ちゃん!

【画像】

わざわざ送ってこなくていいから!}



あの日を境に、田中君にハマったママ。

しかも、樹ちゃんって・・・

パク・ソジュンはどこ行ったのやら・・・トホホ。









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作者名:しぃ | 作成日時:2022年2月6日 0時

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