要求 5 ページ6
___の話はまた今度しよう。
てっきり二人とも同じ要件だと思ったがうらたさんの文面からして違うらしい。
私は___にお断りを入れ、先にDMをくれたうらたさんのお誘いを受け入れることにした。
浦田わたる/うらた…三日後会えないかな。
あのこなんで友達のようにDM送ってるんですか。三日後なら空いてますよ。
私がそう返すとすぐ返信が来た。
浦田わたる/うらた…よかった。なら11時に△△駅の時計付近で。
あのこ了解です。ちゃんと来てくださいね。
***
とまあ、変な感じで会うことになった。
今日どこに行くかは全く聞いていない。ただ会えないかと聞かれただけ。
目的地が分からないため、彼の後ろを着いていきながら、不思議に思っていたことを聞く。
「うらたさん。今日なんで誘ったんですか?浦島坂田船の皆さんと集まるんじゃ…。」
彼は朝「おはよう!今日は浦島坂田船で集まる!!」と呟いていたのだ。さすがに推しじゃないから通知を入れてないとしても、フォローしている人が少ないからツイートくらいは目に付く。
「あ、あぁ。それは夜からだから安心して?」
「? ならいいんですけど。」
彼の言い方が少し気にかかる。何を安心してほしいのだろうか。
「あ、Aさん。Aって呼んでいい?」
「大丈夫ですよ。私はなんてお呼びすれば。」
「わたるって呼んでよ。あと敬語も外して。」
わたるは呼びたくないな。なんか馴れ馴れしいよね。敬語も外せない。リスナーに刺される。
「じゃあたぬさんでいいですか?」
「たぬさんはやめて」
そうケラケラと笑ううらたさんの顔に胸がときめいた気もしないこともない。
729人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
吹雪シオン(プロフ) - 今日志麻さんの配信見ましたよ!一緒にやったって凄いですね…! (2019年6月15日 23時) (レス) id: bbd6ff49f8 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!お願いします!この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2019年6月11日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れたー | 作成日時:2019年3月26日 18時