要求 1 ページ2
朝
小鳥のさえずりで起きる
,
なんてことはなく
「コケコッコー」
となく兄の声で目が覚めた午前11時
「おはようおやすみ私は眠い」
そう言いながら私はニワトリボーイの背中を押し部屋から追い出そうとする
が、しかし
「お、重すぎる。体重何キロなんだよ。お前。」
予想外の兄の重さに途中で疲れ果ててしまった。その上少し自分の顔が汗ばんでいる気もする。
朝から汗欠かせんなよ!本当にこいつ何キロなの!!
なんて脳内で話しても彼には聞こえないであろう。
「体重は50キロ前半」
と自慢げに言う兄に、「は?おもっ」なんて私は愛想のへったくれもない言葉で返してやった。
彼の身長からして随分軽いことも理解している。まず見た目から細い。そして顔もいい。だからうちの兄モテるのであろう。まあモテるのはそれ以前に彼が歌手であるから、というのもあると思うが。
私は「出ていってくれ」と伝えるが、彼は笑顔で「いつも見てるんだからいいじゃん」と言うのである。
他の人からみたら謎の誤解を生むからその言い方はやめて欲しい。お前が勝手に風呂場に人いるか確認するためにドアを開けるんだろ?あ?せめて声をかけろや。
本当に時間がないから、早く部屋から出て行って欲しくて、私は最終手段を使うことに。
「〇〇坂にいる××ちゃんのサイン入り生写真あげるから次から部屋に入ってくんな!そして今すぐ出てけ!!」
そう言えば彼は大人しく出ていってくれた。やっぱりもので釣るのが一番だネ☆
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吹雪シオン(プロフ) - 今日志麻さんの配信見ましたよ!一緒にやったって凄いですね…! (2019年6月15日 23時) (レス) id: bbd6ff49f8 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!お願いします!この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2019年6月11日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れたー | 作成日時:2019年3月26日 18時