*:.｡.恋の約束.｡.:*tegoshi yuya

さよなら〜15 ページ15

in病院



看護師「手越さーん。中へどーぞー。」


手越「はい…。」



ガラッとドアを開けて、中へ入った。


医師「ええと、いつからです？体調不良は。」


手越「えー、だいたい1.2週間ほど前からです。」


医師「…じゃあ、他になんかありますか？体調不良について。」



手越「最近、頭痛がひどく、昨日の夜はなんかめまいが…」


医師「頭痛…ですか。
では、脳の検査をして見ましょう。」



そう言われ、俺は検査室にはいってレントゲンをとった。


嫌な、予感。





医師「手越さん。いいですよ。部屋から出てきて下さい。」



看護師「待合室でお待ち下さい。」




看護師「手越さーん。」


手越「はい…」



俺が部屋に入って医師の顔を見たら、眉間にすごいシワを寄せていた。そして、大きくため息をついた。




絶対、何かヤバイな。




医師「はぁ、…。手越さん。落ち着いてお聞き下さい。貴方は……」


やっぱりなんかあったか。



医師「手越さんはあと、もって余命1年半くらいです。」


手越「…は？」


え？余命？何かあるとはわかったけど、病名のさきにまず余命？急に？


しかも1年半くらいって、俺、高校卒業、できないかもしれないの？


ふざけんなよ…。うそ…だろ？



手越「…病名は…何ですか？」



俺の手はガクガク震えていた。




医師「…『クロイツフェルト ヤコブ病』です。」




手越「『クロイツフェルトヤコブ病」？なんだよ、それ……治らないんですか？」



医師「…はい。結構前からのようで…発見がもっと早ければ……」

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