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向かい合う形になって、目が合う。
距離がかなり近くて思わず顔が熱くなる。
「北斗くん、近いっ…」
北「だから、くんいらないって」
「…北斗?」
北「うん、これからはそう呼んで?」
「…わかった…北斗」
北「…やべ、可愛すぎ」
北斗の頬が少し赤くなったように見えた。
北「キスしてもいい?」
「だ、ダメっ!」
北「京本と樹はいいのに?」
「違っ!あれは不意打ちで…!」
慌ててそう言うと、北斗の顔が近付く。
その距離はあっという間にゼロになった。
「っ…!」
北「俺も不意打ち。」
北斗は勝ち誇ったように片方の口角だけ上げてニヤリと笑った。
その笑顔にまたドキッとしたのは秘密…。
それから2人してなかなか寝付けず、眠くなるまでお喋りをした。
お喋りというか、殆ど質問攻めされたようなもんだけど。
北斗のことも少し聞けた。
辛い物が大好物で、特に七味が好きなんだとか。
エビが嫌いなのか聞いたら、アレルギーらしい。
料理の参考になった。
そして、大我くんとは馬が合わないだとか。
話してるうちに瞼が重たくなってきて、気付けばお互い寝落ちしていた。
目が覚めると、時刻は7時前。
まだ眠たいけど、朝ごはん作らなきゃいけないし、みんなのことも起こさないといけないんだっけ。
「北斗、朝だよ」
北「ん……おはよ」
眠たそうに目を擦る北斗。
2人して夜更かしだったもんね。
「朝ごはんの準備するね」
そう言ってベッドから降りようとすると、腕を引っ張られる。
チュ、と軽く口付けをされた。
「っ…もうっ!」
満足そうに笑う北斗から逃げるように部屋を出た。
朝から心臓がおかしくなりそうだよ……。
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717 - お話を考えるのって時として難しいですよね。私も昔禁断の恋をテーマにした恋愛小説を書いた事があるので分かります。リラックスして難しく考えずにしてみるといいと思います。この作品は和ッフルさんが自由に出来るんですから自分ならこうがいい!とかでいいと思います (2021年3月7日 19時) (レス) id: 119a180d56 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - ごめんなさい!間違えて低評価を押してしまいました。とっても面白い作品なのでこれからも頑張ってください! (2021年3月6日 13時) (レス) id: 688a4e0d7c (このIDを非表示/違反報告)
717 - ホントに益々これからどうなっていくんでしょう!!!!!!ヒロインさんは,逃げたくてもそれを許さないSixTones。どうして私なんて…?と思う日々。今一番好きなお話です。 (2021年3月5日 9時) (レス) id: 119a180d56 (このIDを非表示/違反報告)
717 - 続きが見れて嬉しいです。この後,6人が本気でヒロインさんを好きになってしまって……。とかはやっぱり今も想像せずにはいられません。 (2021年2月20日 8時) (レス) id: 119a180d56 (このIDを非表示/違反報告)
みなと(プロフ) - 更新通知きてすぐに読みました(笑)更新ありがとうございます!嫉妬こーちと抑えきれない北斗に悶えました…!! (2021年2月15日 15時) (レス) id: af02e28d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和ッフル | 作成日時:2021年1月13日 11時