2話 ページ4
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(安室視点)
喫茶店ポアロ。
ここは俺が名前を偽り潜入している喫茶店だ。
コナン「ねぇ安室さん、昨日お休みだったみたいだけど、何してたの?」
目の前のカウンターに座り、ズルズルとオレンジジュースを飲んでいるコナンくんが訪ねてくる。
(…目が笑っていないよコナンくん)
『ああ、昨日は探偵の仕事で少しね。これ以上は探偵として言えませんよ』
…昨日は公安として、職場に缶詰だった、とは言わない。
コナン「ふーん。急に休んだって聞いたから、安室さん逃げちゃったのかと思った!」
『…逃げる?僕が何から?』
コナン「……僕に正体がバレる、と思って」
『はは、正体って何のことです?僕は僕だよコナンくん。君は少し、テレビの見過ぎなんじゃないですか?』
ピリピリとした空気が漂う中、カランカランと軽い音をたてた扉に視線を上げる。
『いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ』
そこに立っていたのは全身黒色の服で纏めた、少し若い女性だった。
どこかで見覚えがある気がする。前に一度来店した客だろうか。
カウンターに座っていたコナンくんをチラッと見ると、目を見開き彼女を見ている。
…なんだ?どうしてそんな顔をする?
『…ご注文は如何なさいますか?』
「……オレンジジュースと、ハムサンドで」
『かしこまりました』
…この女性の特徴、どこかで耳にしたような、
片手には黒いノートパソコン。
(…!まさか!)
その時響いた高い声。
「お姉さん!僕もオレンジジュース飲みたいな!」
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紅 - この作品が大好きです。更新頑張ってください (2021年8月5日 19時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
いぬうえ - 愛丸さん!見ました(/ _ ; )すごくすごく素敵に書き上げて下さっていて、もう感動です(;_;)!タイトル出して頂いて全然大丈夫です! (2019年10月12日 2時) (レス) id: b1ba27b6cb (このIDを非表示/違反報告)
愛丸(*´∀`)(プロフ) - この小説のタイトルって、私の作品でお出ししても大丈夫でしょうか? (2019年10月11日 22時) (レス) id: ff7339904f (このIDを非表示/違反報告)
愛丸(*´∀`)(プロフ) - いぬうえさん» できました!! 名探偵コナンの夢主のイラスト集!! という、イラスト小説に載せてます。調べたら出てきますよ(*^^*) (2019年10月11日 22時) (レス) id: ff7339904f (このIDを非表示/違反報告)
いぬうえ - 愛丸さん!ありがとうございます!たのしみにしています(o^^o) (2019年10月11日 19時) (レス) id: b1ba27b6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いぬうえ | 作成日時:2019年10月11日 15時