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メイズ27 ページ28

ニュ「ジェフ、アルビーの様子は?」


ジェ「ダメだ。どんどん侵食されていってる。」



アルビーは、呼吸も乱れ苦しそうだった…



『アルビー…』



ト「ニュート!!!」


そこへトーマスが慌ただしく入ってくる。


後ろから、あの女の子も一緒だ。



『トーマス?どうしたの?』


ト「これを…彼女…テレサが。」



そう言って差し出してきたのは

何か得体の知れない液体の入った注射器だった。



『これは…?』



ト「わからない。けど、もしかしたらアルビーの症状を抑えられるかもしれない。」



『ニュート……』


ニュートは少し考えて…


ニュ「これが何なのかもわからない。誰がどうして君に、こんなものを持たせたのか。 アルビーに打てば死ぬかもしれないだろ?」






ト「もう死にかけてるよ。見ればわかる。ダメ元で試す価値は充分ある。」



アルビーはとても苦しそうだった…



ト「放っておけば死ぬんだ。」





ニュ「…わかった。 やれよ…。」



そう言ってニュートは、トーマスに注射器を渡した。



トーマスは受け取ると

アルビーに近寄り、謎の注射器を打とうとした。



ト「打つぞ…。」


すると


アル「お前のせいだ…っ!!」


突如アルビーが目を開き、トーマスに掴みかかる。


『アルビー!!?』


ニュートは慌てて、

トーマスとアルビーを引き剥がそうとする。



ニュ「退くんだ!!気をつけろ!!」



しかしアルビーの力が強く、ビクともしない。



ト「早く!注射を!!!」



テレサがいち早く動き、

トーマスから注射器を取ると、アルビーの腕に刺した。



するとアルビーは、

少しずつ落ち着いていくように見えた。



ジェ「効いてるみたいだ…。」



『そう…だね…』


ニュ「よし…この先は24時間態勢で誰かが彼についてろ。」


『わかった…。』






ギャ「新入り。日が落ちたぞ。檻の時間だ。」




トーマスはギャリーに檻へと連れていかれてしまった。




『アルビー…落ち着いてるね。』



ニュ「あぁ…だけど油断はできない。」








『そういえば、貴方の名前…聞いてなかった。』


テレ「私は…テレサよ。」


『テレサね…私はA。よろしくね?((ニコッ』



テレ「えぇ、よろしく」



初めて、このグレードで女の子の友達ができた…♪


これから仲良くできるといいなぁ…

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設定タグ:メイズ・ランナー , ニュート , オリジナル   
作品ジャンル:SF
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作者名:こたゆの | 作成日時:2019年1月31日 5時

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