4日目 ページ8
2時間後、玄関前集合。
という約束をして一時帰宅した。
女性は時間がかかる、と分かっているのかな…
やっぱ女たらしなのかな…
まあでもありがたいや。
取り敢えず、お風呂に入って
軽い化粧して、着替えようっと
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『あ〜、さっぱりした!』
今の時間は、と思い
スマホを見ると
またお客さんからのLineが来ていた。
«Aちゃん、今日入ってるの?
良かったら同伴してあげるけど、どう?»
出た、この人。
なんでLine交換しちゃったんだろ…
まぁ…取り敢えずは未読無視でいっか…
今日はキヨさんに付き合うって決めてたしね。
『これ変じゃないかな…』
まるでデート服みたいで着る機会が無かった
小花柄の白ワンピース。
やっぱりやめようかな…なんて思ってると
ピロリンピロリン♪
誰か来た。
あれ?もうそんな時間?
急な訪問者にもうこの服でいいやって
ドアスコープを覗くと、そこにはキヨさん
ガチャ
『キヨさん、どうしたんですか?
まだ時間じゃ…』
「待つの飽きた。
だからAの家いる〜」
お邪魔しまぁす、って言った時には
もう靴は脱いでいた。
キヨさんて結構自由なんだな。
なんでか嫌じゃないのが不思議だ。
『ふふっ』
「何笑ってんだよ〜!」
『キヨさん、私準備終わっちゃいました。』
「え?意外と早いんだな…
まだ1時間ちょっとしか経ってないじゃん。」
まぁいっか〜
って言いながら椅子に座って頬杖をつく
キヨさんてあざとい…
女性の胸キュンポイント知ってるよね?
昨日買ったお茶を出し、今日の話を聞いてみる
『ねぇ、キヨさん。
今日付き合って欲しい所って何処なんですか?』
「あー、今度さ。
イベントで台場行くから、どんなとこか見たくて。」
俺、こっち(東京)の人じゃないし。
なにそれ初めて聞いた
まあ昨日の今日だから当たり前か。
『えっ、キヨさんてどこの人なんですか?』
「ん?知りたい?」
上目遣いで見てきたキヨさんの破壊力はすごい
世の女性は落ちるね…
『実は私も東京出身じゃないんですよ』
「え、そうなの?」
『はい、実家はここから遠いんです』
実は副業してるのも、仕送りしたくて
やってるんだよねぇ…
「へぇ…
あ、もうこんな時間じゃん。
そろそろ行こうぜ。続きは外で話そ!」
キヨさんに同意して
私達は家を出た。
お客さんから来てたLineのことは
すっかり忘れていた。
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作者名:Rei | 作成日時:2018年8月22日 4時