実況者と一般人 (ページ17)

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10.5日目ページ17

Aは電話をしてくる、と言って
廊下に行ってしまった。

俺はジロっとレトさんを見て

｢レトさん｣

｢ん?｣

｢なにちゃっかりLine交換とかしてんの｣

｢キヨくん聞いてたの?
てか俺より先にフジくんだからね!｣

｢俺は連絡手段として交換したんだべ｣

｢俺まだ持ってないのにお前らずりぃぞ!｣

｢キヨはLine交換してないの?
キヨも交換すればいいのに。｣

絶対絶命都市やめろ。
心でツッコミながらもコイツらほんとに協力する気あんのか、と疑う

｢ほ、ほら!
俺らが交換すればキヨくんも流れでLineゲット出来るじゃん!｣

ナイスアイディア!とか自画自賛してるレトさん
…絶対いま考えただろ。

｢Aちゃん、誰からの電話だろうね?
こんな時間に…まさか、彼氏とか?｣

｢は?!彼氏?!｣

｢てかAちゃん彼氏いんの?｣

そう言えばAに彼氏がいるのかとか
全然気にして無かった。
いや好きって気付いたのが最近だから
考える余裕なかったわ…

あの可愛さだし、カッケー彼氏が
いんだろうなぁ。あ、なんか切ねぇ。

｢キヨ…どんまい。｣

考えてる事は同じだったのか、フジから
慰めの言葉を吐かれた

｢いやまだ決まってねーし!
ちょっと、確かめてくる…｣

俺はAの後を追った

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フジ視点

キヨがAちゃんを追いかけて行き
置いてかれた3人

｢いやぁ、キヨまじだねぇ
青春だわ。｣

ゲームを一旦放置しキヨを見守りに入る

｢ね、珍しく。
俺らの茶化しも真に受けるくらいw｣

｢でもAちゃん、多分鈍感だから気付いてないんだろうなぁ…｣

自分の笑顔の破壊力に気付いてないし。

｢あー、確かに。キヨくん苦労するねw
さっきの俺のアピールも多分気付いてないもん｣

｢え?レトさんAちゃん好きなの?!｣

｢だってなんか、ほっとけない感じやん
いい子だし。｣

レトさんもAちゃんに惚れてる?のか…

｢まぁ分かるけどさw｣

｢俺まだ初対面だからこれからだな。｣

あんな可愛いと思わなかった。とうっしーが
呟いた

｢あんな子がガールズバーやってて大丈夫かね?｣

｢Aちゃんガールズバーやってんの?
危なすぎだろ…｣

｢だよねぇ。心配だわ…｣

｢なんも無いといいけど。｣

キヨ、身近にライバルいるけど
頑張れよ。
俺はどっちも応援する

恋のキューピッド、フジちゃんになるわ。