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「イチャイチャしたい」
携帯をいじって連絡先をスクロールした。
適当にイチャイチャデートをできる相手を探した。
連絡をしてみると即了承の返事を貰えた。
デート仕様に可愛くオシャレをして麻布十番で待ち合わせした。
相手は顔はそこそこだけどお金を持っていて甘やかしてくれる相手。
腕を組んで雑貨屋などを見て回った。
そろそろホテルにでもと思った時に前から派手な二人組が歩いてきた。
「あれ?斑目の女じゃん」
派手な女の子を連れた三つ編みは六本木のカリスマ兄弟と言われている灰谷蘭だった。
「蘭くんって記憶力悪いんですか?獅音の女になった事もなる事も無いです」
忌々しげに蘭くんを睨んだ。
「へー。それで今日はその男なの?」
「イチャイチャ甘やかして欲しかったんで」
「イチャイチャねぇ」
「蘭くんは今日はその女なんですか?兄弟揃って香水臭い女が好きなんですね」
「別に穴がありゃ変わんねぇだろ?」
「蘭!?」
女が焦ったように蘭くんにしがみついていた。
「そうですね。やる事なんて一緒ですもんね」
「Aちゃん、もう放っておいて早くホテル行こう」
「蘭も今日は私を選んでくれたんでしょ?」
お互いの連れが擦り寄ってきた。
「Aちゃんだっけ?オレとホテル行く?」
連れの女を押し退けて蘭くんが上から覗き込んだ。
「イチャイチャしたいんで蘭くんには無理じゃないですか?」
「へぇ」
試すように蘭くんを見ると蘭くんの口角が上がった。
「甘やかしてやろうか?」
「蘭くんに女を甘やかすなんて出来るんですか?」
「他の女にはした事ねぇけど、そこまで挑発されたらなぁ」
「ちょっと蘭!!」
「うるせぇブステメェはさっさと消えろよ」
「Aちゃん?」
「ごめんなさい。今日のホテルはナシで」
お互いの連れを追い払った。
「とりあえず腕でも組みます?」
見上げると腕を引かれて腰に手を回された。
一気に近くなった蘭くんの顔を引き寄せて唇を合わせた。
背の高い蘭くんの上からの圧に負けないように舌を絡ませた。
「んっ……」
歯列をなぞる蘭くんの舌先に甘い痺れを感じる。
キスも上手いなんて反則じゃない?と思いながら蘭くんの脇腹に指を這わせた。
蘭くんの目が細められて唇が耳元へ寄せられた。
「うちくる?」
蘭くんの声すら刺激になって下腹部を締め付けた。
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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね!ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった!笑 (2022年9月30日 23時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…! (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます!!ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜!続きもノープランだけど頑張ります!! (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…! (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい!コメントありがとうございます!無理くりイザナと絡めちゃった!ここからヤンデレ始まるか!?全くのノープランです! (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2022年8月19日 11時