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「蘭くんの家？」
「甘やかして欲しいんだろ？」
腰に回された腕がさらに引き寄せられた。
「竜胆くんいるんじゃないの？」
「何？竜胆がいいの？」
蘭くんの眉間に皺が寄った。
「だったら先に呼んでる」
笑って蘭くんの頬にキスをした。
蘭くんは上機嫌に携帯をいじってポケットにしまった。
「竜胆はダチんとこに泊まるってよ」
「絶対一方的に泊まってこいって言ってるじゃん」
「３人でがよかった？」
「今日は疑似恋愛を楽しみたいの」
蘭くんに促されるままタクシーに乗って六本木のタワーマンションまで向かった。
「うわ。お金持ちそうと思ってたけどヤバ」
首が痛くなる高さを見上げた。
「都内なんて高いビルばっかだろ」
土地代が高いこの辺は高層マンションばかりだがそれにしてもランクが違った。
「シャワー浴びる？」
「兄弟して同じこと聞くね。もう我慢出来ないよ」
耳元でねだるように囁くと蘭くんの口角が上がった。
「りょーかい」
全部を相手任せにするのは好きじゃないけど蘭くんの手慣れた手つきに翻弄される。
「そこ……んっ」
「気持ちいい？」
「あっ……ひゃっ」
自然と腰が揺れてしまう。
「ら…んっ……くんっ」
「んー？」
優しく刺激する指先と首筋を歯形をつけるかのような強さで這い、脳が痛みすらも快感へと変換する。
「いいよ」
蘭くんの許しを合図に一度目の快楽に沈んだ。
何度目かの高まりののち、やっと解放された時にはグッタリとシーツに沈むことしかできなかった。
「A？風呂入るんじゃねぇの？」
「なんでそんな元気なの？」
「は？まだやれんだろ？」
お姫様抱っこで連れてかれたお風呂は既にお湯が張られていてその広さに寛げるかと思ったら、蘭くんの乱入によりのぼせる寸前まで弄ばれた。
「で？灰谷兄弟を経験したAちゃんの感想は？」
「カリスマ兄弟の異名は伊達じゃないね」
「ハハ。マジでオマエぐらいだわそんな事言う女」
蘭くんが髪を乾かしてくれて交代で蘭くんの長い髪を乾かした。
意外とベッドの上だけじゃなくて今も甘やかしてくれるので、こうして女の子達を底なし沼に引き摺り込んでるんだろうなと理解した。
「付き合う？」
「竜胆くんと同じ事言うね。童 貞なの？」
「マジかよ」
お互い笑ってキスを交わした。
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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね！ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった！笑 (2022年9月30日 23時) (
レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます！！ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜！続きもノープランだけど頑張ります！！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…！ (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい！コメントありがとうございます！無理くりイザナと絡めちゃった！ここからヤンデレ始まるか！？全くのノープランです！ (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華 | 作成日時：2022年8月19日 11時
