33歳［おまけ］ ページ28
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「もしもし？」
Aからの電話を取った。
「ごめん竜胆！帰り遅くなりそうで保育園のお迎え頼めない？」
「んー、わかった」
「ありがとう。20時までには帰るから」
「おう。帰りはタクシー使えよ」
「わかった。ありがとう」
電話を切り別のとこに掛け直した。
「三途？今日休みだよな？保育園お迎え行ってくんねぇ？」
「あん？またかよ」
女と居るのか電話の向こうから甲高い声が聞こえる。
文句を言いながらも断らずに行ってくれる。
女には悪いとは思うがどうせ遊びだろうからいいだろう。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「おいチビ迎えに来てやったぞ」
「今日のお迎えはるちよ〜？」
事前に連絡の入ってた保育園は難なく迎えいれた。
チビを抱きかかえ、車に乗り込む。
「今日パパは？」
「スクラップ中〜」
「パパ一昨日もお家でお魚切ってたもんねー」
「そうだなー」
梵天の事務所へと車を走らせた。
「まいきー！」
事務所ではマイキーがいて抱きついた。
そんな事許されるのはコイツだけだ。
「まいきっ！鯛焼き買ってきたよ！食べよ！」
「ん」
マイキーもチビには表情を和らげる。
「ただいまー」
鯛焼きを食べ終わった頃灰谷達が帰ってきた。
「パパ！蘭ちゃんお帰り〜！」
蘭が抱え上げた。
「んー。いつ見ても可愛いなぁ」
「ちゃんと良い子にしてたか？」
「うん！！」
「竜胆〜。そろそろもう1人子供作んねぇの？」
「兄ちゃん子供欲しいなら自分の子供作れよ」
「じゃあAちゃん貸してー」
「絶対ぇやだ！！」
「ちぇー」
「さぁ帰るぞ」
「うん！みんなばいばーい！」
竜胆はチビを肩車して事務所を出て行った。
「今日何食いたい？」
「んー、カレー！」
「じゃあママ直伝のカレー作るか！」
「やったー！」
「お仕事頑張ってるママにはケーキでも買って帰るか」
「苺の食べたい！」
「鯛焼き食ったんじゃねぇの？」
「ゔー。ケーキずるい」
「じゃあパパと半分な」
「うん！！」
日々自分達を取り巻く風景は変化していく。
終わり
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月華(プロフ) - チヅさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けたなら良かったです！他のお話で気に入って貰えるのがあると良いんですが。 (2022年9月13日 7時) (
レス) @page28 id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
チヅ(プロフ) - メチャメチャ楽しかったな〜(^^)他のお話も読んでみようと思います(^^) (2022年9月13日 1時) (レス) id: eeaef92f1e (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ふらんそわ。さん» コメントありがとうございます。竜胆は子供と肩車似合いそうだなって勝手に妄想しました😁 (2022年4月4日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - 私も竜胆に肩車してほしーなー…😏 (2022年4月4日 1時) (レス) id: ce685a0196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華 | 作成日時：2022年3月11日 0時
