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after3 ページ38

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「Aっていつから俺の事好きなの?」



家でAは宿題をやっていたので教えながらAの髪の毛に指を絡ませながら聞いてみた。



「んー入学式?」



中学の時のか。



そもそも会ってすぐじゃねぇか。



「高校ん時は?」



「えー、公園?」



これまた会ってすぐだった。



「碌に会話もしてねぇじゃん」



「一目惚れってやつだよ」



「顔に惚れたってだけか」



俺のどこが好きとか聞かなくてもわかってしまう。



「蘭ちゃんの顔は国宝級だよ?」



「もし俺よりもカッコいい奴が現れたら?」



自分でもめんどくせぇ事聞いてるってわかってても聞いてしまう。



「蘭ちゃん以外を好きになった事ないよ」



記憶を無くした後も一目惚れしたと言うならなんだかしっくりきた。



「蘭ちゃん」



Aが俺の唇にキスをした。



「お前さぁ。今日竜胆いないんだからやめろよ」



「なんで竜胆くん?」



わかってるのかわかってないのか読めない。



Aの耳元は唇を寄せて囁いた。



「襲いたくなんだろ」



顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせている。



金魚かよ。



「う〜。でも蘭ちゃんにだったら……いつでもいいよ」



顔を赤くして潤んだ目で見上げるAは誘ってる様にしかみえない。



「はぁ、お前それはズルすぎ」



これは据え膳喰わぬは漢の恥とでも言いたいのか?



「A」



いつもの触れるだけのキスとは違う深いキスを落とす。



「んっ」



「好きだよ」



「っら…んちゃ…」



片手でAの後頭部を押さえてもう片手で前ボタンに手をかけた。



「ただいま〜!!」



いきなりドアが開く音がして竜胆が帰ってきた。



「あ…ごめん兄ちゃん」



瞬時に状況を理解して気まずい顔をして固まった。



「別に」



真っ赤に蕩けた顔のAを見せたくなくて胸元に押しつけて平静を装った。





あー、竜胆が帰って来なかったらヤバかったなぁ。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 灰谷蘭 , 灰谷兄弟   
作品ジャンル:恋愛
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月華(プロフ) - 霧菜さん» 初コメントありがとうございます。霧菜さんに気に入って貰えたなら良かったです。 (2022年5月2日 18時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
霧菜 - 最後、泣きそうになりました。神作品です。 (2022年5月2日 17時) (レス) @page39 id: fd52a6e4cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2022年2月22日 23時

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