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あれからさらに1ヶ月経ち私は蘭ちゃんや竜胆くんの送迎付きで学校に行けるようになった。
蘭ちゃんは外で一緒に居るのを見られてまた何かあったらと最初悩んでたみたいだけど。
「蘭ちゃんが守ってくれるんでしょ?」
そういうと抱きしめてくれた。
まだ少し身体が強張ってしまう時があるが蘭ちゃんの香りに包まれると安心出来る。
香り……
「ねぇ蘭ちゃん」
「んー?どうした?」
「蘭ちゃんの初めてっていつ?」
「は?」
じっと蘭ちゃんを見る。
「Aと会う前」
「少年院出た後?」
「いや、その前」
「え?小学生!?」
確かに蘭ちゃんはあの頃から大人びてたけどまさかそんな早いとは思わず呆気にとられた。
「少年院出た後も色々と遊んでたよね?」
「蘭ちゃん覚えてなーい」
都合が悪いとすぐこれだ。
「甘い香水の女の人と腕組んでたの見たもん」
「Aに再会してからは全員切ったよ」
何人居たんだ!?
「俺から引っ付くのはAだけだよ」
後ろから抱きしめられて肩に顎を乗せてくる。
蘭ちゃんの髪がくすぐったい。
「浮気しちゃダメだよ」
「しねぇーよ。Aもすんなよ。竜胆ともだからな」
「なんで竜胆くん?」
「なんでもー」
竜胆くんはお兄ちゃんポジションだしなぁ。
「なに、Aちゃんはあの女に対抗して香水とか付け出したの?」
「え?あー、だって蘭ちゃんに似合う女になりたくて」
「お前は今のままでいいよ」
あれから蘭ちゃんは甘々だ。
「蘭ちゃん大好きだよ」
そう言うと身体を向かい合わせてキスをされた。
「俺も好きだよ」
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月華(プロフ) - 霧菜さん» 初コメントありがとうございます。霧菜さんに気に入って貰えたなら良かったです。 (2022年5月2日 18時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
霧菜 - 最後、泣きそうになりました。神作品です。 (2022年5月2日 17時) (レス) @page39 id: fd52a6e4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2022年2月22日 23時