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あの日キッパリと関わらないで欲しいと告げたはずだった。
なのに目の前にいる彼はなんだろう。
「よお。お疲れ」
予備校が終わり外に出るとガードレールに腰をかける目立つ彼がいた。
他人のフリをして家へと向かうとその長い足で楽々と後ろから着いてくる。
それでも無視して無言で歩いた。
「今日竜胆がさぁ、あ、竜胆ってオレの弟な」
うんともすんとも言わない私にただひたすら一人で話す蘭さんが不思議で仕方なかった。
話し相手なら別の人にして欲しい。
「マジでウケねぇ？」
不良的ギャグなのか知らないが全然笑えない。
やっぱり無視して歩いているがその反応すら気にしてないのか別の話しを続けていた。
家の前に着くと「じゃあな」とだけ言われてそのまま蘭さんは来た道を戻って行った。
何を考えているのか全く読めなかった。
そして次の予備校の日もその次の予備校の日も蘭さんは私の後ろを着いてきた。
一言も発さない自分にすぐに飽きるだろうと思ったのに、予備校から出て目があった瞬間柔らかく微笑むから胸が締め付けられた。
「……なんで私に構うの？」
「お！やっと話してくれた」
「蘭さんなら女の子なんてよりどりみどりでしょ？」
「んー。興味ねぇ女といてもつまんねぇしな」
「なにそれ」
そんなのまるで……
「Aの事もっと教えろよ」
「え？」
「オレは竜胆の事とか族の事とか話したろ？」
ここ数日帰り道に聞かされた内容だった。
「なぁA、オレがオマエを殺さない為にオマエのこと全部教えろよ」
頬に伸ばされた手は冷たくて触れた瞬間わずかに肩が跳ねた。
注がれる視線は夢でみた優しい彼と同じで私を殺す時の視線とはまるで違う。
夢のように彼に愛されてみたい。
そんな風に思ってしまった。
「……そ…んなこと言っても…他に女の人…いっぱいいるでしょ？」
「全部切って来た」
「嘘……」
「携帯みる？」
「なんで私？」
「好きになったから」
「私のどこが？」
「Aの眼かな」
ずっと夢で見て気になってた眼は彼も同じだったらしい。
絶対関わらない方が良いって思ってるのにこの手を離したくないって心のどこかが叫んでいた。
「A、好きだよ」
近づくその顔をそっと眼を閉じた。
私の夢をその金と黒でかき消して欲しい。
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みくる(プロフ) - 月華さん» 私は月華さんなりに終わらせてくれたら何でも嬉しいです！🤭メッセージさっき確認したんですけど、届いてなかったです！💦バグですかね？愛したためてくれたのめちゃくちゃ読みたい笑笑 (2022年9月22日 22時) (
レス) id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - みくるさん» なんだかオチを付けるべきかわかんなくて笑 誰にオチても不満でそう…。そういえばメールって返信届いてました？返信したってなってたけど送信履歴にみくるさんの作品の愛をしたためたのがなくて…。届いてたらいいんですが。 (2022年9月22日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 月華さん» 行き詰まるとかけ持ちしたくなるのわかります笑 応援してます♪ (2022年9月22日 12時) (レス) @page4 id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - みくるさん» コメントありがとう！！自由恋愛が終わり見えないから掛け持ちしちゃいました！今回はシンプルに頑張ろうと思います！ (2022年9月22日 11時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - わーい！月華さんの新作だ!! 今回のはちょっとミステリアスで、これからがすごく楽しみです😻 (2022年9月22日 9時) (レス) @page3 id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華 | 作成日時：2022年9月18日 19時
