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~17~ ページ19

今日もAに会いに行く。









『風磨……』









Aはそう言うとこっちに走ってきた。









『私を…抱きしめて……。ずっと……抱きしめていて…………。』









俺は大丈夫だから、と声をかけて抱きしめ返すことしか出来なかった。








写真はAに返したけど、今でも鮮明に頭に残っている。








今まで通り話を聞いたり喋ったりするけど、Aを抱きしめている時間が長くなった。








あとAが積極的になった。









前は恋人つなぎしただけで顔が真っ赤だったのに、自分から抱きついてくる。正直、俺の理性が危なくなる時もたまにあるんだよな…笑









次の日もその次の日も、またその次の日も俺は山に行った。Aの気持ちが落ち着けば、俺が少しでも力になれればって思った。









夏休みも3分の2以上が過ぎ、もう夏は終わろうとしていた。

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作者名:平社員 | 作成日時:2016年8月14日 22時

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