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~14~ ページ16

俺は怖くなって急いでその家を出た。








写真を持ち出したけど大丈夫……だよな。








『風磨ー!』








今日の話はまるで耳に入ってこなかった。








『今日の花は……、って風磨大丈夫?』









風「ごめん、今日俺ちょっと調子悪いみたい。」








動揺をうまく隠せてるかなんてわからない。









『そっか……。じゃあ今日はもう帰って休みなよ。うん、それがいい!』









そうやって言ってくれるAに迷惑をかけている気がしてしょうがなかった。





本当はもっと話したいんじゃないだろうか。









考えてると何だか急にAが居なくなってしまうような気がして……








風「A、キスしていい?」








俺何てこと言ってんだろう。








Aは動揺して、必死に隠そうとしていた。
そしてもじもじしながらも答えた。








『ごめん……。その、私心の準備が出来てなくて……。』








風「何かごめんな。」









俺もいきなりキスしていい、とか言うなんてどうかしてる。マジで中島かよ…。







でもAは心の準備って言ってたけど、なんか違うような…








まあ考えすぎか。









Aが帰るのを見送って、俺はいつものように山を降りた。

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作者名:平社員 | 作成日時:2016年8月14日 22時

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