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~10~ ページ11

『なんか照れる…』





風「俺もだよ…」








俺とAが恋人になって1週間、つまり出会って2週間が経っていた。
2人で会うときは恋人つなぎにしようってAから言い出した時はうれしすぎて禿げるかと思った笑


未だにお互いに会ったら喋る内容は変わらないけどやっぱり手が気になって仕方が無い。マジで照れる。








『今日はナスターシャムっていう花について話すね!』








いつも花の話をしてくれるA。




そのおかげか俺も少し花に詳しくなった。




カトレア、椿、クレマチス、薔薇、マーガレット、竜胆、ミモザ、紫蘭……




色んな花たちの名前、それぞれの特徴、性格、育て方、あとは花言葉。








どうしてそんなに詳しいのか、聞こうと思ったけど毎回聞くのを忘れてしまう。






いや、聞けなかった。




なんだか踏み込んではいけない気がしてしょうがなかった。





『今日もありがとうじゃあまた明日ね!』







風「おう!」








Aともっと話したいし手も繋ぎたい、抱きしめたい、キスだってしたい。




好きだっていう気持ちは募っていくばかりなのに、俺は違和感を感じていた。

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作者名:平社員 | 作成日時:2016年8月14日 22時

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