炭水化物で言ったらパン。 (ページ37)

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「「「お誕生日おめでとう！！！！！」」」

「ありがとう！！」

流星と重岡くんは何故か肩組みながら歌っとる。
俺とのんちゃんはそれ見ながらケーキ頬張って、この形がベストな関係なのかもしれないと、思ってしまわざるを得ない4人の空気が出来上がっていた。

それからゲームしたり、ごろごろして流星のお誕生日会は幕を閉じた。

「今日はありがとうな」

「ううん、俺も楽しかったし」

「神ちゃんのご飯はやっぱり最高やな、また作って」

「考えとく。」

のんちゃんとしげはなんか予定あるとかで、突然返ってしまって、今は流星をお見送り。
つっけんどんな事、言ってしまったけど本当は飛び上がるほど嬉しくて、毎日作って行きたいくらい嬉しかった。
口が裂けても言わんけど。やってキモすぎる、友達がとんなんやったら絶対嫌やろうと思う

「神ちゃん、ちょっと歩かへん？」

「え、今から？！」

「ごめ、じゃあまた今度な」

「、、ちょっと待って！行く、すぐ行く！」

「ははっ神ちゃんはほんま、かわええなぁ」

アホ流星。そんなこと言われたら、、俺がどんな気持ちしてるか分からんから言えんねや。アホ、ほんまにアホ。

昼間よりは幾分か暑さも収まった外。
どこへ向かうのやら、流星の後を追いかける

着いたのは小さい川をまたぐ橋。こじんまりと、特に利用する人もおらん様な、静かな場所やった。