炭水化物で言ったらパン。 (ページ33)

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君の隣はページ33

学パロ

緑side

おれと流星とのんちゃん、いつも仲良し3人組。時にはおれの護衛とか言われてる二人、めちゃくちゃイケメンで、スタイルが良くて、優しい二人。

そんな二人が好きで、いつだって側におるもんやと思ってた。ずっと居られると思ってた。

中学から一緒の学校で生活してきた二人とも、今日で５年の付き合いになる。
そんな４月の新学期。俺らの関係が変わり始めた

「...重岡大毅です。北海道からおとんの転勤できました、元々は関西におったんで。よろしく」

重岡くんはクールでどこか掴めない雰囲気を纏った子やった。
流星やのんちゃんとは違うイケメンで、でも二人と決定的に違うのはあまり周りと関わろうとしない事。

のんちゃんはフレンドリーの塊で、あんなイケメンなのにめちゃくちゃに面白い子ぉやからどんどん友達が出来るし、
反対に流星は話の聞き役が上手くて、彼特有の雰囲気がどんどん人を集めていく。

ある時のんちゃんを先頭におれらも重岡くんに話しかけに行ったことがあった。せやけど、あぁとかうんとか、そんな程度の返事しか返ってこず、あののんちゃんをしても話が膨らまない結果にみんなで撃沈したのだ。

怖いけどちょっと気になる、話したいけどちょっと怖い。そんなイメージがクラスで蔓延してきた頃だった。

流星が「俺ちょっと重岡とはなしてくるわ」っていつもの自由な流星らしい行動で、重岡くんの元へ向かって
それをおれとのんちゃんが少し遠くから見守っていた。