決戦の朝 ページ20
〜ホンギサイド〜
『じゃあ、いってくるね！』
「うん…いってらっしゃい…」
と、言いつつ、Aちゃんをぎゅっと抱きしめたまま離さない僕。
『あはは！もぉ〜さっきからこの繰り返し！』
Aちゃんが力を入れずに僕の胸を叩く。
さらに抱きしめる腕に力を込めると、顔を見上げたAちゃんが僕の頬を両手でむぎゅっと挟んだ。
『遅刻したらアイちゃんに怒られちゃうから！笑』
「なんで？」
『んー…なんか仕事の前に私とレエナさんに大事な話があるって言ってて、今日は早めに来てくださいね！って言われたの』
「…あぁっ!!そっか!!」
『え？』
「いや、実はさっ…っと」
そこまで言いかけて慌てて口をつぐんだ。
そうだ、昨日ミナンがアイちゃんがAちゃんとレエナさんには自分の口から話すって言ってたっけ！
「ううん、なんでもない。笑」
『？』
「じゃあ早く行ってあげなきゃだね」
腕の力を緩めると、Aちゃんにキスをした。
『じゃあ、今度こそ行ってきます！！笑』
「うん！いってらっしゃい！」
Aちゃんが笑顔で出て行ったドアをしばらく見つめた。
やけにAちゃんが元気なのが少し気になったから、
昨日の話には触れずに笑顔でいたけど、きっと無理してるんじゃないかな…
どうしても僕のことでAちゃんには辛い思いをさせてしまう…
下唇を噛むと、僕も仕事に行く準備を始めた。
・
・
・
バラエティー番組の収録は予定を少し過ぎたものの、スムーズに終わって、マネージャーの車に乗り込むと他のメンバーと一緒に事務所へ向かった。
ジェジ「じゃあ、ヒョンがんばってね！」
ミナン「ファイティン！」
スン「もし許してもらえなかったら僕にボーカルを任せてホンギ兄さんは…いってぇ！」
例の如く、スンがジョンフンに小突かれた。
「冗談だよぉ…僕だって応援してるんだからぁ」と頭をすりすり撫でながらスンが口を尖らせた。
ジョンフン「どんなふうに社長が決めようと、俺達はお前の味方だからな？」
ジョンフンの眼差しに思わず目頭が熱くなる。
「うん…ありがとうみんな…。じゃあ、行ってくるね！」
みんなと別れると社長室に向かった。
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ローズマリー(プロフ) - この先には二人の幸せが待っていると信じて読み進めましたが、凄く切なかったです。 (2015年8月29日 12時) (
レス) id: c5c79aae4e (このIDを非表示/違反報告)
ちさたま(プロフ) - ぴょんさん» そーでーすwツイでもろよすんです^_^ (2014年2月16日 17時) (レス) id: a0ab29c546 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - ちさたまさん» ちえちゃんて、あのちえちゃん？？わぁ、コメありがとうございますぅ！これからも頑張りますんでよろしくお願いしまーす！ (2014年2月16日 16時) (レス) id: 0b2cc0f50c (このIDを非表示/違反報告)
ちさたま(プロフ) - こちらでは初めまして！ちえって言います。やっとここに感想書きますwずっと前から可愛いホンギ大好きです！また他のもの楽しみにしてます (2014年2月15日 16時) (レス) id: 29c0844917 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - あいぼんさん» うふふ (*´艸`*) あいぼんちゃんのホクロ萌えwww そそ、アイちゃんとミナンの話はね、何気にあたしも気にいってるwww 後編も作ったからよろちくー (2013年1月20日 11時) (レス) id: 23b70597e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょん
| 作成日時：2012年12月5日 23時
