夢が現実に…1 ページ7
〜ジョンフンサイド〜
いよいよ武道館ライブ当日
とうとう
ずっと目指していた大きな夢が叶うときがやってきたんだ。
昨日は緊張と興奮で眠れなかった。仮眠を取りつつ、車は会場へと向かった。
スン「あ!見えてきた!!」
スンの大きな声で目を開けると、あの独特の建物が目に入り、メンバーも大きな歓声をあげる。
車が入り口に着いて、中に入ると早速会場の中に入る。
広い…
すごい席の数…
ここが……ライブの聖地…
圧倒的な威圧感で思わず怯みそうになる。
ステージ頭上にセットされた「FT」の文字。
そうだ…
今日はここがオレ達のステージなんだ。
メンバーもみんな思い思いにふけっているみたいだ。
オレ達は、やっとここまで来たんだ。
軽い昼食を摂るとすぐにリハーサルに取り掛かる。
ステージから見る会場は今までどこの会場でも感じたことのないくらいの興奮でオレを奮い立たせた。
念入りに曲順や音をチェックする。
リハーサルの合間にアリーナの一番奥に設けられた関係者席を見つめた。
もし、Aがあのチケットを持って来てくれたら、あそこで観てくれるんだ。
Aが観ててくれると想像しただけで俄然力が湧いてきた。
リハーサルも終わり、楽屋へ入る。
会場は開場時間になり観客が入り始めたようだ。
オレ達は衣装に着替え、ヘアメイクを施してもらう。
オレはスタッフの一人に「すみません、この席に背の低い女性が来ているか見てきてもらえませんか?」と座席番号を記したメモを渡した。
「はい、わかりました」スタッフは笑顔で承諾して楽屋を出て行った。
A…
来てくれるかな
あの約束を覚えてくれてるかな
そわそわしながら待っていると、さっきのスタッフが戻ってきた。
「いらっしゃいませんでした」
ジョンフン「そう…ですか」
その後も10分置きくらいに見に行ってもらったけど、開演予定時間を過ぎても、Aの姿はなかった。
「すみません、もういいです、ありがとうございました」そうスタッフに言うと鏡の中の自分を見つめる。
ここまでやってきたのはAの為だけじゃないだろう?
オレだけじゃない、メンバーと今まで支えてくれたスタッフと応援し続けてくれてるファン、その全ての思いが今日のライブに繋がっているんだ。
大丈夫、きっとAもどこかで見ていてくれてる。
見てて、A
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ひろ(プロフ) - おまけだけ読んだのにまた泣いちゃった〜!やっぱりSTAYは大好き♪ぴょんちゃんの作品は心がこもっているからホントに大好きだよ!ありがとう♪ (2014年7月24日 3時) (レス) id: fe2482b18c (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - まいさん» はじめまして♪長い作品ですが最後まで読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)他も読んでいただけたら嬉しいです♪ (2013年11月14日 12時) (レス) id: 23b70597e5 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - すみませ(>_<)絵文字が?になってしまいましたm(_ _)m (2013年11月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 315e2a41bd (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 凄く、楽しめました
ありがとうございました
違うストーリーも読ませて頂きますね (2013年11月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 315e2a41bd (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 初めまして♪ありがとうございます〜(o^∀^o) ブログは『ふに時々えぷ日記』で検索すれば多分一発でhitすると思います☆ しょうもないことばっかり書いているブログですが良かったら見てくださいね♪ (2012年11月18日 0時) (携帯から) (レス) id: 9bf5f80f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴょん | 作成日時:2012年5月31日 16時