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プレゼント３ ページ9
翌日、ゆっくりめに起きて軽く朝食を食べると２人で空港へと向かった。
ギターは「荷物になっちゃうから置いといて」と言って私の部屋に置いていった。
空港に向かう途中も、寂しさを隠すために私はしゃべり続けた。
しゃべるのをやめてしまったら、涙が出そうだったから……
ジョンフンはそんな私を見て優しい笑顔で応えてくれる。
これが……最後なわけじゃないのに…
いつだって、会う気になれば、会えるんだから…
家を出た時間がけっこうゆっくりだったから、空港に着いたらすぐに搭乗手続きを終え、出国手続きに向かわなければならなかった。
ジョンフンは私を抱きしめる。
ジョンフン「これから、多分ものすごく忙しくなるんだ。だから、今まで以上に会えなくなるかもしれない。でも、Aがどうしても寂しかったら、オレ会いに来るから」
『うん…』
泣くな
泣いちゃダメだ…
必死に唇をかんで涙をこらえた。
ジョンフン「A…手、出して？」
言われた通りに出すと、小指と小指を絡め、親指と親指をくっつける、最後に手のひらをこすり合わせる
ジョンフン「約束！ね？」
そう言って、ジョンフンは出国ゲートへと向かった。
振り向いて手を振るジョンフン。
その姿がだんだん見えなくなる。
私はこらえきれずその場にしゃがみこんで泣いた。
本当はずっとそばにいたいよ…
こんなに胸が張り裂けそうなくらい大好きなの
寂しいから、もっといっぱい会いたいよ…
「会いに来て」ってわがままになれば、この気持ちは楽になれるのかな…
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ぴょん
| 作成日時：2012年5月23日 8時
