つかの間の幸せ２ ページ2
『あ〜…今日も疲れたぁ〜…』
仕事が終わって家に帰ってすぐにシャワーを浴びると、ベッドに倒れこむ。
そのままの体勢でベッドサイドに置かれたジョンフンの写真を見る。
私の一番大好きな笑顔のジョンフン。
『会いたいよぉ…フニぃ…』
今日は電話ないのかな…
最近また忙しそうだもんね
自然と涙が溢れる。
だめだな……最近、涙腺やばいなぁ…
フニ……
・
・
・
ピンポーン
『……ん？』
あれ…いつの間にか寝ちゃってたんだ。
って、今チャイム鳴った？
時計を見る。
１２時を回っている。
ピンポーン、ピンポーン
え……なんか怖いんですけど……どうしよう…
とりあえず、そっと音を出さないように玄関のドアに近づく。
そばに立ててあった傘を取り、そーっとレンズを覗く。
人影があるけど、暗くてよくわからない。
『ど…どなたですか？』
震える声を出来るだけ落ち着かせてたずねた。
ジョンフン「オレ」
え……？
ジョンフン「オレだよ、A」
慌てて傘を放り投げチェーンを外し、鍵を開ける。
思い切り開けたドアの向こうに笑顔のジョンフンが立っていた。
頭よりも体が先に反応した。
私はおもいきりジョンフンに抱きつく。
ジョンフンもそれに応えて私を抱きしめた。
『会いたかった…フニ…』
ジョンフン「オレもだよ…」
ジョンフンはそのまま私を抱きかかえると玄関の中に入ってドアを閉める。
荷物だけそっと下に降ろすと、顔を近づけキスをした。
何度も、何度も、会えなかった寂しさの分だけキスを繰り返す。
ジョンフンは靴を脱いでそのまま私をベッドへと抱きかかえて行き、優しくベッドへ横たわらせた。
愛しそうに私を見下ろすジョンフン
大好きだよ
ジョンフン
ジョンフン「おしゃべりは、明日ゆっくりしよう。今はAをいっぱい感じさせて？」
うん…
私にも、いっぱいジョンフンを感じさせて…
会えなくても、いつでもあなたを思い出せるように…
いっぱい
愛して…
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ぴょん
| 作成日時：2012年5月23日 8時
