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約束3 ページ19

すごいな…やっぱり。

私にはわからない世界……
その中で大きな目標を、夢を持っているジョンフン…。
うん、きっとその夢は叶うよ…。
怖くなんかない。
私はただその夢を一緒に応援すればいいんだよね。

『その時は、絶対観に行くからね!!』

私はジョンフンのそのまっすぐな瞳を見つめた。
ちょっと照れた口元のジョンフン。

ジョンフン「約束だぞ?」

『うん!約束するよ』

私は右手の小指を差し出した。

『日本では、約束を交わす時、小指と小指を絡ませて誓うんだよ』

ジョンフン「韓国も一緒だよ。ただ、ちょっと違うかな?」

『そうなの?』

ジョンフン「うん」

『じゃあ、韓国式でやってみようよ』

ジョンフンも右手の小指を差し出す。そっと絡まる小指と小指。
彼の温もりがたった1本の指から伝わってくる。

ジョンフン「これで、約束。次に…」

小指を絡めたまま親指を私の親指とくっつける。

ジョンフン「これで、判子を押す。そして…」

手を離すと私の手のひらとジョンフンの手のひらをこすり合わせた。

ジョンフン「これで、コピーする。っていう意味があるんだ」

『へー、初めて知った』

ジョンフン「初めてじゃなきゃ……嫌だよ」

『え……?』

さっきとはまた違って真剣な眼差しで……
でも優しさに溢れた表情で私を見つめるジョンフン。

この沈黙が一瞬だったのか…長かったのか…わからないけど、きっと時が止まってしまったんだと思う。


ねえ…
ジョンフンもひょっとしたら私と同じ気持ちでいてくれてるの?

想い、伝えても…いい?

『ジョンフン……私…』

そう言ったとこで彼の人差し指が私の唇に当たった。

ジョンフン「オレから…言わせて?」

彼の指がそっと離れる。

ジョンフン「オレ…Aのことが好きだ。付き合ってほしい。」


静かに風がふく。

自分でもわからないうちに、温かいものが頬を伝った。


『…うん。私も……ジョンフンが好き』


ジョンフン「嬉しい……A………」


彼が優しく私の涙を拭う。
その手が私の頭をやさしくなで、そっと耳の後ろに置かれた。

ジョンフンの顔が傾きながらゆっくりと私に近づく。
私もゆっくり目を閉じた。

彼の唇が私の唇にそっと重なる。


静かな公園にかすかにブランコの音だけが響いた。

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作品ジャンル:タレント
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ぴょん(プロフ) - >ぽっぽ娘さん ありがとうございます!頑張って書いていきたいと思います♪ (2012年5月9日 23時) (レス) id: 01ab3e56ea (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ娘(プロフ) - 私も昨日書きはじめたばかりなんです!! でもやっぱり、読むほうが楽しいかも^^;一瞬で萌えましたよ☆!!面白くなりそう♪♪ (2012年5月9日 21時) (携帯から) (レス) id: f0e8b77318 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ娘(プロフ) - 私も昨日書きはじめたばかりなんです でもやっぱり、読むほうが楽しいかも傚 一瞬で萌えましたよ撥潴滅鬚なりそう燬 (2012年5月9日 21時) (携帯から) (レス) id: f0e8b77318 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴょん | 作成日時:2012年5月9日 19時

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