STAY〜あの時の約束〜FTISLAND

約束１ ページ17

とある居酒屋。
なぜか、FTislandのライブの打ち上げに私も呼ばれてしまい、こうしてちゃっかり飲んでます。

さっきのライブで感じた孤独、焦燥感、そういったものがみんなとまたこうして飲んでおしゃべりしているとだんだん薄れてきた。

でも
ちょっとジョンフンの様子がおかしいのが気になる。

さっきホンギがこっそり、
「ライブでね、ミスしたことで自分を責めてるんだよ。ほっといてもいいけど、もし気になるなら打ち上げ終わった後、直接励ましてやって。笑」

なんて教えてくれて、励ますようお願いされちゃったけど…。

そんな音楽なんて何もわからない私が励ましたりなんてしていいんだろうか…


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ホンギ「今日は本当にお疲れ様でしたぁー！」

スタッフを見送って、メンバーと私は同じ方面へ歩き出す。
すると、

ホンギ「ああ！！そうだ！！オレ忘れ物しちゃった！！ちょっと戻るわ！あ、ウォンビン、お前も来て！」

ウォンビン「え？……ああ！！はいはい！もーしょがねーなぁ」

ジェジン「あ！！そうだ！！僕買い物してかなきゃ！ミナン！僕一人じゃ持てないから一緒に来て！」

ミナン「えー？…僕早く寝た…グフッ」

ジェジンがミナンの口をふさぎながら小さく「パボッ！」って囁いた声が聞こえた。

ホンギ「と、いうわけで、ごめん、A。ジョンフンに送ってもらって？じゃあねー！」

突然４人が向きを変えて暗闇に消えて行った。

ジョンフン「あいつら……笑」

ジョンフンはあきれたように笑うと、私の方を見て、
「じゃあ、行こうか？」と言った。

『うん…』


あれ以来の２人きりの時間…。

また鼓動が早くなった。

しばらく沈黙が流れる。


ジョンフン「ちょっと…そこの公園に寄って行かない？」

ジョンフンの目線の先にはブランコのある小さな公園があった。

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