検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:38,879 hit

あせり2 ページ15

6月のとある日。


普段あまりはかないスニーカーの靴紐を結ぶ。
今日は、FTislandのライブの日。
チケットの確認をして、家を出る。

あの日……
ジョンフンに送ってもらった時…
私がくしゃみをしていなかったら、ジョンフン何か言いたそうだったのに……。

あれから学校で会ってもたわいもない話しか出来なくて、2人きりにもなれなくて、
「あの時、何て言おうとしたの?」って聞く暇がなかった。

『あー…なんで私くしゃみなんかしちゃったんだろ〜』
後悔しても、生理現象なんだからしょうがない。

とにかく、今日は彼らのライブを初めて観れるんだ。
思いっきり楽しまなくっちゃ。

ライブハウスに着くとすでに長蛇の列が出来ていた。
列の最後尾に並んで待つこと30分、やっと列が動きだして中へと入っていった。

中へ入ってさらにびっくり…
観客でぎゅーぎゅーになっていて、みんななにやら手にペンライトみたいなものや旗みたいなものを持っている。

私はさらに後ろから来た人たちにもみくちゃに押されながら、気づいたら結構前の方にいた。
ただでさえ背の低い私だから、完全に埋もれていたけど、これならなんとかステージが見える。

するとステージに彼らが現れた。

一気に上がるまわりのボルテージ。
みんな「ホンギーーー!!」「ウォンビーン!!」などと彼らの名前を口々に叫んでいる。

私はそっと目線をステージ右端へと移す。

ジョンフンは……
今までに見たことないミュージシャンの顔をしていた。

ホンギ「こんばんわー!FTislandでーす!」

次々とめまぐるしく曲を演奏する。
もらったCDで聴いてはいたけど、生は迫力が違う。

ホンギの声はとてもパワフルで…
ウォンビンの声も負けていなくて…
ジェジンは淡々とベースを弾いていて…
ミナンが力強く叩くドラムがお腹に響いて…

ジョンフンのギターは激しく私の心をかき乱す。


私、彼らのこと全然知らなかったんだな


孤独と焦燥感にかられそうになる気持ちを一生懸命押し殺した。

私、とっても手の届かない人に恋をしてしまったんじゃないだろうか……。

あせり3→←あせり1


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
設定タグ:FTISLAND , 妄想   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴょん(プロフ) - >ぽっぽ娘さん ありがとうございます!頑張って書いていきたいと思います♪ (2012年5月9日 23時) (レス) id: 01ab3e56ea (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ娘(プロフ) - 私も昨日書きはじめたばかりなんです!! でもやっぱり、読むほうが楽しいかも^^;一瞬で萌えましたよ☆!!面白くなりそう♪♪ (2012年5月9日 21時) (携帯から) (レス) id: f0e8b77318 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ娘(プロフ) - 私も昨日書きはじめたばかりなんです でもやっぱり、読むほうが楽しいかも傚 一瞬で萌えましたよ撥潴滅鬚なりそう燬 (2012年5月9日 21時) (携帯から) (レス) id: f0e8b77318 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴょん | 作成日時:2012年5月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。