【stgr】短き記憶に溢れる想い【短編】

２ ページ8

あれから数日、私はProject Yでメカニックとして働いていた。



cpu「Aさん、おはよう」



　『CPUおはよう、』



彼は昨日研修員として、うちのProject Yに入ってきた新人。



といっても明日でつぶれるんだけどね(笑)



cpu「Aさん、ここなくなったらどうすんの」



　『うーん、どっかまた車関係のお店探すかな、前に出会った車好きの人ともっと話したくて。』



あの日からもんちゃんから連絡来ることもなければ、私から連絡することもない。



ただ街であったときは、一言「すき」とだけ伝えている。



cpu「ふーん」



興味のなさそうな空返事をするcpuに、同じような質問をする



cpu「俺はギャングいくかな、警察と迷ってるけど」



ギャング、cpuももんちゃんのギャングに入るのかな。



　『ギャングに入ったら教えてよ、』



何になってもAさんには教えるよ なんて 雑談に花を咲かせた___



その後、ふと、もんちゃんに会いたくなって、もんちゃんに初めて出会った道をまた歩いていた。



その時 私の携帯が Mon Dと表示して小刻みに震えていた。



　『もしもし』




mnd「いまどこ」



聞きたかった声がしてにやけるのを抑える



　『もんちゃんと初めて会った場所に向かってる道』



mnd「会いたい。行くから待ってて」



伝えたいことだけ伝えられて切られた電話。



＿＿＿＿＿



今会いたいって言われた？



感情を全然出してくれないもんちゃんに？



鳴りやまない心臓を落ち着かせながら言われた通りもんちゃんをまった。



少しして 凄いスピードで私のいる場所まできたもんちゃん



mnd「乗って」



助手席のドアを開けて、エスコートしてくれるもんちゃん



『もんちゃ……』


mnd「あのさ」


今日の好きを伝えようとしてたらもんちゃんによって遮られる



mnd「A今日からなにすんの、仕事」



『別の車会社で働く。』



mnd「本当にくるまがすきなんだな」


『もんちゃんに似合うようにもっと知識つけたいからさ』



だから、私が売った車に乗ってよ、そう伝えるつもりだったが


車が急ブレーキをかけた。


『もんちゃん……？』


mnd「もう限界、A多分これから危険な思いさせると思う




でも俺が守るからそばにいて欲しい 好きだ。」



欲しかった言葉を欲しかった人に貰った嬉しさで私は涙が止まらなかった


そんな私にもんちゃんは優しく口付けをした。

『すきだよ、もんちゃん』

＜完＞

救急隊と警察官 [nkmng]→←ALLINの彼 [mnd]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す