【stgr】短き記憶に溢れる想い【短編】

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tbur「あの時みたいに突き飛ばさなくていいんすかぁ〜？(笑)」



抱きしめられたまま、そのまま動じた私につぼ浦が言う。



　『突き飛ばしてほしいの？(笑)』




tbur「まぁAセンが抱きしめられたいなら、このまま抱きしめますけど」



今まで隠してきた感情を、つぼ浦は勇気を出して伝えてくれた。



私はこのまま言わずでいいのだろうか。




tbur「いいっすよ。何も言わなくて。態度でわかってましたから」



私を察してなのか、抱きしめたまま返事を求めてこないつぼ浦



　『つぼ浦』



tbur「いいっすって！！特殊刑事課対応課なんていやっすよね、わかってますから」




つぼ浦、勘違いしてる？ 私つぼ浦のこと好きだよ。



　『じゃなくて、つぼ浦』



tbur「だからわかってますって！俺の一歩通行な思いも。これから振られることも！」



心の準備があるんですよ、と小声でぶつぶつ言ってるつぼ浦。



あぁこれはやってますね。


　『埒があかねぇなぁ、ちゃんと聞いてよ！』



少し驚いた表情で、抱きしめていた手を放し、私を見つめる。



　『特殊刑事課対応課なるよ。支えてくれるんでしょ、傍にいてくれるんでしょ』



tbur「え、？どっきりすか？」



ちくしょう、やられたな と動揺でジタバタしているつぼ浦がかわいくて愛おしかった。


　『つぼ浦、好きだよ私も』



目を見開き、顔を真っ赤にしてこちらを見つめ先ほどよりも強い力で抱きしめてくる



tbur「夢じゃないっすよね」




　『出会ったときから、つぼ浦が好きだよ』



tbur「絶対幸せにする。もう離さないから」




耳元で囁かれた声は、すごく優しくて少し恥ずかしかった。



tbur【こちらつぼ浦匠 Aを特殊刑事課対応課に任命 Onduty！！！！】


無線から、頑張れやおめでとうの声が聞こえる中


tbur【警察諸君に告ぐ 今日からAは俺のもんだ。】




　愛が重くて 風邪ひきそうです



＜完＞

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