【stgr】短き記憶に溢れる想い【短編】

本当の気持ち　[mndr] ページ49

相思相愛 ? のmndrSide です。 ⚠キャラ崩壊注意


確かに好きだったと思う。この恋に嘘があったと言われればそうだったと思う。


4割本気で6割が嘘だったかな。


付き合ってから1度もAに好きだと言えなかった。言わなかったんだと思う。


嫌いになったわけではない。この気持ちは限りなく好きに近い。けどどうしても受け付けられなくて、冷たくしてしまう。


救急隊の中でも結構人気で、ロスサントス中が注目していた女性が、俺に告白をしてきて、まぁいいかなと思った。


付き合ってから始まる恋もあるってよく聞くし、恋愛に疎かった俺は彼女を振って、傷つく彼女を見るほうが嫌だった。


付き合い始めてからも、同期の皆にさえも言わなかった。


たぶん俺が彼女を心から愛していなかったからだと思う。


Aはロングヘアーで、ぱっちり二重、俺のタイプとはかけ離れていた。


彼女はよく事件を対応する俺に言う「無理はしないで」と。


彼女の優しさだとわかっていたものの、俺には無理をしろ、と言われているようでその言葉が重くて痛かった。


ある日、恋人とはお泊りデートをしてみたい といっていた彼女を知って、疑われたくもないので勤務後に彼女の家でお泊りをした。


作ってあったご飯も食べずに、町を出た俺は最近行きつけのカフェに行く。


カフェの店員と話せる位置に座り、コーヒーを注文する。


ショートヘアで狐目で一重の彼女、スポーツ好きでギャルっぽい彼女は僕のタイプに当てはまりすぎていた。


カフェを出た後、ちょうど退勤をした彼女と少し街を歩く。


しかし、彼女には別の男性に恋しているようで、自分にはAがいるのに、すごく辛かった。


欲張りだとは思った。けどAには本気ではなかったから、いいかとも思った。


俺は思わず、彼女を抱きしめ唇を合わせた。


驚いた表情を見せたものの、すぐ俺を受け入れてくれる。


途端に彼女が気持ち悪くなって突き放す。


どうやら俺は、自分が好きになるのは構わないが相手に好きになられると、気持ち悪くなってしまう通称［蛙化現象］ってやつらしい。


彼女に「最低、」と伝えられ、その場を後にする。


大型事件で忙しくなってきたころ、Aから電話が入る。


忙しいと言って切ろうとしたところ、さよならと言われて切れた電話。


一緒に向かっていたらだおくんに軽く事情を伝えて、俺はAの家に向かう。

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