相思相愛? [mndr] ページ47
『ドリちゃん〜おはよう〜』
私はこの町の救急隊。そしていま私の横でスヤスヤと眠っているのが彼氏のミンドリーこの町の警察官をやっている。
一見、怖い人だと近寄りがたい雰囲気を持っている彼だが、基本的に誰にでも平等に親切に接する博愛主義者な一面もある。
『ドリちゃん、今日朝お風呂入る?』
mndr「おふろたべる」
そして寝起きは本当にボケボケだ。
『お風呂は食べれないよ(笑)お風呂入ってご飯食べようね。作ってあるからね。私今日早番だからもう行くね。ドリちゃんも気を付けてね。』
寝ぼけまくっているドリちゃんを私の家に置いて、出勤をする。
私とドリちゃんは同棲しているわけではなく、昨日はたまたまドリちゃんが私の家にお泊りしにきた。
もっとドリちゃんと居たいところではあったが、生憎今日は早番なので、幸せな時間から現実に引き戻される。
愛おしくて優しくて素敵なドリちゃん。
でも1つだけ不満に思っていることがある。
それは、ドリちゃんが誰にでも親切過ぎるところ。
恋愛慣れはしていないのか、警察の署員の方々にも市民にも、そして私にも接し方が同じなのだ。
彼女には1番であってほしい。という私の思いは儚く散ってしまって、本人にもそれなりに伝えてみたものの、
平等に接することの何が悪いのか、という意見で少しだけ揉めてしまって以来、我慢することにした。
『Aしゅっき〜ん!』
悲しいことに、本日出勤者は皆体調不良で欠勤しており、私1人で回すことになった。
その日は本当に大忙しで、北のほうでダウン通知直後に南でダウン通知…の嵐でロスサントスの街を駆け回っていた。
体力的にもメンタル的にも限界だった時、少し遠くの物陰で、緑色の長髪をした全身タトゥーのサングラスをした男がいるのが目に入った。
忙しすぎて心が疲れていた時に、見えた彼の姿は、私の心を瞬時に癒してくれた。
徐に近付くと、もう1人隣に誰かいるようだった。
物陰に隠れていたもう1人の方は女性の様で、その光景に私は思わず息をのんだ。
ドリちゃんが女性を抱きしめ優しく口付けをしていた。
衝撃すぎて声も出せず、ただその場で目も話せず立ち尽くすしかなかった。
その時、警察署付近でダウン通知が鳴る。
私は目の前の出来事から逃げるように、警察署へ向かった。
正気を失っていた私の表情は酷かったようで、警察署員が私の顔を見るなり
心配の声でいっぱいだった。
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます!お待ちいただけますと幸いです^^ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:217-nina- | 作成日時:2024年2月14日 17時