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その後何事もなかったかのように、仕事をし始める署員たち。
私は、彼を慕っていた青井先輩に同行し、パトロールをすることにした。
『青井先輩は、ナツメ先輩に会ったとき、撃てますか』
車を運転中、どうしても聞きたかったことを聞いてみた。
rdo「撃つよ、俺は」
青井先輩の覚悟を感じた。
いつまでも縋ってちゃ、ダメなのかな。前見ないといけないんだろうな。
rdo「憧れの先輩だった人を撃つのってそんな簡単なことじゃないでしょ。無理はしなくていいんじゃない」
私の気持ちを察したのか、そういって励ましてくれる先輩。
あの頃のナツメ先輩はいない、そんなことはもうわかっていた。
『私、ナツメ先輩見つけたらちゃんと対応します。やりますよ、私』
私も覚悟見せなきゃね。
____________
それから数日経って、パトロール中赤スーツの見覚えのある顔とすれ違った。
洋服が変わっていてもすぐにわかってしまう自分と、出会ってしまった苦しさで気が動転しそうだったが、
すぐにUターンをし、彼のもとへ向かう。
『な〜にやってんだぁ〜』
少し驚いた表情でこちらをみてくる彼。
『お久しぶりです。ナ…いえハクナツメさん。』
つい、いつもの呼び方で呼びそうになるのをこらえる。
ntm「警察頑張ってるみたいでよかったよ」
『赤スーツ似合いませんね』
ntm「それ、あやな みれい からも言われたな、」
そうやって笑う彼はあの頃と変わらなくて少し懐かしさで泣きそうになる。
『警察の制服のほうがかっこいいです』
泣きそうになる私を見て、助手席に乗っていいかと尋ねる貴方。
『パトロールを終えて戻るところです。少しだけ話しますか、』
了承すると、すぐ乗り込む彼。
ntm「ごめんね」
あの時と同じ言葉を彼に告げられる。
『私貴方を目指して頑張ってたんですよ』
うんと相槌を打たれた声は震えていて、彼が泣いていることに気付く。
泣いている彼に、私は黙ることしかできなかった。
噓の言葉すら出てこなかった。
しばらく車を走らせた後、車を降りる前に彼は言う。
ntm「ありがとう。そして本当にごめんな。お互いに頑張ろう。これからも」
頑張りましょう、も頑張ってください、も言えなかった。
今の彼には言いたくなかった。
『ハクナツメさん、貴方手錠と銃持っていますね。こちらで押収して、銃刀法違反切らしていただきます。』
あの頃の私ももういない。
＜完＞
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました！続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (
レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました！続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました！続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます！お待ちいただけますと幸いです＾＾ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：217-nina- | 作成日時：2024年2月14日 17時
