【stgr】短き記憶に溢れる想い【短編】

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nsm Side




　『ちょっと待ってください、無馬さん』




引き止めないでくれ、余計につらくなるから。





『好きです。』



僕の足が止まる。




なに？今なんて？




nsm「駄目だよ」



僕はギャングだ、君を幸せにはできない。いつか命を狙われることだってあるだろう。




nsm「僕はもうカフェをやめた。Aさんにはもう会うことだってないだろう。」




　『今まで散々好きだと言って、受け入れてきたのに私の好きはどうして無視するんですか』



痛いとこをつかないでよ、これ以上語り掛けないでくれ。また君を求めてしまうから。



もう会わない。好きになるのをやめる。君に出会う前の決意がどんどん弱くなる。




幸い、背を向けているから僕の表情は彼女にはわからないし、僕も彼女の表情はわからない。



nsm「僕、言ってなかったけどALLINっていうギャング組織にいてね、そっちが忙しくなるから
カフェをやめたんだよ。




君に怖い思いをさせたくない、だからもうここでさよならだ」




今まで隠していた、ギャングの一員だという事を君に伝える。



　『無馬さんがギャングなことくらい知ってましたよ。』



思わず振り返ってしまう。そこには今まで以上に美しいAさんがいて、思わず涙がこぼれる。



　『危険でもこの命が朽ち果てても、傍に無馬さんがいればそれだけでいい、』



あぁ、どうして君は僕の欲しい言葉を言ってくれるんだろう。



nsm「本当に後悔しない？僕といないときのほうがAさんは幸せかもよ」



　『幸せかどうかは私が決めます。』


君は歩き出して、僕に抱き着く。



ちょうど僕の旨あたりに君の頭が来る。



nsm「命を懸けてでもAを守るよ」



毎日「大好き」を伝えていたから、僕のひとめぼれから始まった恋は、綺麗な花が咲きました。



nsm「A大好きだよ」



TwiX -- 指名手配 無馬かな@nashima_2434 --

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