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ページ26

『いらっしゃいませ。あ、ナリちゃん。お疲れさま』



店に入るなり、先輩と親しそうに話すAさん。



nrer「先輩〜〜、今日もかわいいな〜〜。」



nsm「先輩の先輩..」



 『無馬さんじゃないですか、あの時は本当にありがとうございました。』



僕に気づいたAさんは、またあの時のように深々とお辞儀をしてきた。




nsm「また会えてうれしいよ。大好きだよ。Aさん」



少し顔を赤らめながら、裏へと入っていったAさん。



それよりも僕は今日も貴方に大好きを伝えられたことが、幸せで



先輩に、付き合ってるのか?と聞かれていることに気づかず、無視をしていた。



それから僕は店長と話すため海鈴ナギという方に立ち会ってもらい、仮入店後、後に店員として雇用してもらうことになった。



そして、今日も僕はカフェに出勤している。



 『おはようございます。無馬さん。』



エプロンを身にまとった彼女が声をかける。



nsm「おはよう、Aさん。大好きだよ」



 『あの、それ毎日伝えられますか?』



少し恥ずかしそうに伝える君がいとおしくて仕方なかった。




nsm「ええ。でも返事は求めていないから。聞き流してくれて構わないよ」




ただの僕の自己満でしかないから。日課なんだよ。君に好きだと伝える。ただそれだけが。




それから毎日カフェに出勤して、毎日好きだと伝えて



道端で会った時でさえ、僕は君に大好きだと伝えた。




9月に入ったころ、ALLINが多忙過ぎてカフェに顔も出せない日が続いていた。



彼女を手放すか、ギャングを手放すか。その判断は、僕にとっては容易なことではなかった。




ただ、彼女と一緒にいても、彼女を幸せにはできないかもしれない。



むしろ、何不自由なく過ごせていた彼女が、僕と一緒になるせいで毎日恐怖を抱きながら生活をするかもしれない。



それなら彼女の幸せを願うほうが、柔軟な対応だろう。



僕はカフェに退職する旨を伝えた。



話を終わらせて、カフェから出ようとしたときちょうど出勤してくる彼女と鉢合わせてしまった。



出来れば今は会いたくなかったな。




 『無馬さん、今日はもう退勤ですか?』



違うよ、退職だよ。僕はもう君には会えないんだよ。



声を出してしまったら泣いてしまいそうで、何も言えなかった。



nsm「今日までありがとう。いろいろお世話になったね。大好きだったよ」


それだけ伝え僕ば君に背を向け歩き出した。

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作品ジャンル:恋愛
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます!お待ちいただけますと幸いです^^ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:217-nina- | 作成日時:2024年2月14日 17時

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