完敗 [hrsg] ページ23
hrsg Side
『聞いてくださいよ〜〜ヘラシギさん〜』
そういい、片手にシュリンプカクテルを持っているA
めっちゃお疲れですやん....
AはViolet FizzのBARに毎日入り浸っては、僕に会いに来る。
endb「Aさん、お疲れのようですね」
『エンデバーさんだ、こんばんわ』
endb「こんばんは。僕は今日もう上がりますよ。」
hrsg「ほな、お疲れさま、今日もありがとう」
軽く挨拶をした後、BARには僕とAだけになる。
hrsg「はいはい、今日はどうしてん、いったい」
『ヘラシギ兄やんのコテコテ関西弁だ〜〜』
そういいながら、僕の腕に擦りつくA。猫やったっけこの子。
『今日ね〜街歩いてたらすごいイケメンの人いてね〜』
Aはこの街一番といっていいほどの面食いやと思う。
せやから、いつもうちに来てはイケメンの話をしている。
そこに俺は入ってへんみたいで、ちょっと悔しいな〜なんて思う。
hrsg「Aにとって僕はイケメン枠じゃないん?」
『兄やんは兄やんじゃん』
それ以上でもそれ以下でもないよなんて言ってくるこの子は、無自覚で俺の心刺してきてるわ。
hrsg「たまには兄やんも兄やんポジじゃないときだってあるんやけど?」
そう抵抗してみても、Aの気持ちは変わらないみたいで。
『兄やんが兄やんじゃなかったらパパだよ〜〜』
なんて言いながら笑ってる。
結構本気やったんやけど? 俺の気持ちはガン無視なんかいなこの子。
ほんま手の焼ける子やわぁ〜〜。
hrsg「それでそのイケメンさんはだれかわかってんの?」
『橘かげまるさんって人だった〜今度怪我したら会いに行こうかな〜』
この街の医局長さんやっけ...? 嬉しそうに話すAに少し嫉妬する。
hrsg「僕の前でほかの男の人の話されると、僕もそろそろやきもち焼くけどええんかな?」
今度は少し本気めに言うてみる。
案の定、目を丸くして驚いた表情を見せるA
『もう〜〜からかわないで〜〜』
hrsg「からかってへんねんけど〜〜?」
からかってると思われてるわ。
hrsg「そろそろ兄やんじゃなくて、男性で見られたいな〜〜兄やん」
『やめて〜〜〜〜』
そう笑いながらどんどん耳を赤らめるA
hrsg「で、どうなん?考えてくれる?」
さあ、逃がさへんよ。
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます!お待ちいただけますと幸いです^^ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:217-nina- | 作成日時:2024年2月14日 17時