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『な..ん..で..』
どのくらい目をつむっていたのだろう、辺りは夕陽に染まっていた。
そして居場所を伝えていないはずなのに、私の前には血走った眼をしただよさんがいた。
dydy「なんで家にも帰らずこんなところにいるの?」
逃げなきゃ。 本能的にそう思った。
dydy「なんで逃げるの?俺たちは愛し合っているはずだよね。Aは俺だけいればいいんだよ」
明らかにいつものだよさんじゃない。怖い。嫌だ。逃げたい。そんなことばかりが私の頭に浮かんだ。
dydy「Aがどこにいてもいいように、GPSをつけたんだよ。」
dydy「Aはさ、俺にしか笑顔向けちゃいけないんだよ。それなのに色んな男にしっぽふってさぁ。
Aの彼氏は俺なんだけど。忘れた?」
そう言って、私の腕を強くつかむだよさん。
『痛い…』
dydy「これくらいしないとわからないみたいだから。電話にも出ないでさ。俺の電話には出ろって言ってるよね」
ふと携帯を確認したら150件ほどのだよさんからの不在着信。それも30分での話だ。
dydy「Aが悪いんだよ。俺だけ見てればこんなことにならなかったのに」
『だよさん、やめて、ちゃんと話し合おう?』
dydy「どんなお仕置きがいいかな。あ、でもカフェはやめてもらうね、何が起きるかわからないから。
Aは俺だけのために生きていればいいんだよ。もう2年もAのこと見てきたんだ。
これくらい許してよ、それくらい好きなんだよ。ねぇA俺たちやっと一緒になれたんだよ」
私の声が届いていないのか、ただひたすらにしゃべり続けどんどん力が強くなる。
痛い... 必死に抵抗する私にだよさんはさらに力を強める。
dydy「なんで逃げようとするわけ?逃げられないようにしなきゃわからない?」
そういった5秒後、私の足に激痛が走った。
だよさんが撃ったものだと判断するのに、そう時間はかからなかった。
そこで私は意識を離した。
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます!お待ちいただけますと幸いです^^ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:217-nina- | 作成日時:2024年2月14日 17時