【stgr】短き記憶に溢れる想い【短編】

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特に話しかけることも話しかけることのないまま、ロスサントスの街をドライブしていた私たち。



カフェの常連のお客様の車に軽々しく乗ってよかったのかな、なんて



自分の行動に疑心暗鬼になりながら、沈黙のまま時刻は0時10分を指していた。




dydy「僕がすごく好きな景色があって、そこ行ってもいいです？」



ずっとしゃべらなかっただよさんが初めて話した言葉。



景色とか好きなんだ。なんだ案外素敵な人なのかも？



了承した後、お昼に北署の方々と話していたことを思い出す。



dydy「すみません、急に誘っちゃって。暇だな〜と外をドライブしていたらAさんがいたので思わず」



　『とんでもないです。誘って頂けて光栄です。』



少し車を走らせた後、山の上で車は止まった。



すごくきれいな場所だな＿＿＿＿＿



そこは夜の空と海が一望できる素敵な場所だった。




　『すごく綺麗....』



dydy「ここに座って海見てると、心が落ち着くんですよね」



だよさんもいろいろ悩むことがあるのかな 。



なにかあったのかな。と 私の頭が先ほどからだよさんのことでいっぱいになっていることに



自覚して少しだけドキドキする。



dydy「ここに今日Aさんと来れてよかったです。すみません、そろそろ用事なので



おうちまで送りますね」



そのまま車に乗り、だよさんの車に乗って家まで送ってもらった。




そのまま家に帰った私は、お風呂に入り時間も遅かったからか、布団に入るなりすぐ寝てしまった。




家を教えたこともないだよさんが私の家を知っていたことに疑問を持たずに______




〖Aさん、あと少しだね 〗

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