43話 ページ5
そうこうしているうちに一日は過ぎていった。
お風呂を終えて、自分の部屋のベッドに寝転び、1人考えに耽ける。
「あの日からもう12年かぁ…」
天井を見上げぽつりと呟く。
兄様はどこで何してるのかな…
元気にしてるといいな…
そんなことを考えているうちに睡魔に襲われ、微睡みの中に落ちていったーーー
眠りについたはずの私は一面に広がる青い光の中に立っていた。
「ここは、どこ？」
辺りを見渡していると、どこからか声が飛んできた。
？「初めまして。ユーリ・フローラ様。」
その声の方へ目を向けると綺麗な青い髪の青年が立っていた。
「あなたは…誰？」
？「私はフローティアと申します。そうですね…。貴方の持っている"花の涙"の精霊とでも言っておきましょうか」
フローティアと名乗る青年は私の前に立ち、優雅にお辞儀をした。
「"花の涙"の精霊…？そんなの聞いたことないけど…」
フロ「そうでしょうね。私は貴方のお父上により力を封印されていたのですから」
「父様が？」
フロ「はい。貴方のお父上はこの力の強さを知り、誰かがこの力を悪用しないよう、力を封印なさったのです。ですが、今、貴方の強い思いにより私の力は少しずつ封印が解けてきています。そして、こうして貴方の前に出てこられたのです。」
「……封印が解けるとどうなるの？」
フロ「そうですね。私の力が貴方のものになります。この力をどう使うのも貴方の自由です。ですが、私の力は貴方の持っている力を最大限まで引き出すことのみです。それには強靭な精神力と体力がいります。」
「強靭な精神力と体力…」
フロ「私の力は人を狂わせることもあります。それでも、力が欲しい時はお呼びください。私はいつでも貴方の意志に従います。…おっと、そろそろお別れのようですね。では、また会える日を期待して待っておりますね。」
そう言うとフローティアはもう一度お辞儀をして、青い光の中に消えていった。
そして、フローティアが消えると青い光も消えていったーーー
目を覚ますと、外は日が昇り、明るくなっていた。
「……人を狂わせる力…」
夢の中でのフローティアとの話をもう一度思い出す。
いつか、その力を使わなければいけない日が来るかもしれない…
「もっと、鍛えなきゃね」
と、もしもの未来を見据え自分を奮い立たせる。
そして、朝の支度をして食堂へ向かう。
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プスメラウィッチ - 初めてまして、この小説は、トラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援しています。 (2022年10月22日 1時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - Naoさん» 主人公ちゃんの誕生日ですね‼️happy birthday🎉 更新を楽しみに待ってます‼️ (2022年5月4日 12時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - エースファンさん» 覚えててくださったんですね！ありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります( ･`ω･´) (2020年5月4日 10時) (レス) id: 96cbb9d92b (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - Naoさん» 今日は主人公ちゃんの誕生日ですね！おめでとう！ドレスローザ編も楽しみにしてます^ ^ (2020年5月4日 9時) (レス) id: 95c2a7f1e8 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - エースファンさん» ありがとうございます！ルフィのマイペースは筋金入りですからねw喜んでいただけたならとても嬉しく思います。これからも楽しんで貰えるように更新頑張ります！ (2020年4月29日 22時) (レス) id: 96cbb9d92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nao | 作成日時：2019年7月26日 18時
