【wrwrd】あなたへの恩返し 2【em】 (ページ8)

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57話ページ8

me side

shp「標準、ズレてますよ。肩の力抜いて。」

『っはい…』

あれから2日後。私は狙撃部隊の訓練に参加している。部隊ごとに狙撃の演習をして、アドバイスは隊長がする。周りの隊員を見ると、落ち着いた顔をして的に弾を命中させている。

『ｽｩｰｰｰ……っ……』

集中して2000m先の的に標準を合わせる。……今がベスト。

ﾊﾟｧﾝッ！！！！

上手く軌道にのった弾は見事的の真ん中へ命中する。これで3発目。限界射程距離を伸ばせるようになった。

shp「お見事。」

『ありがとうございます。』

ショッピさんの教え方はエーミールには劣ってしまうがスルスルと頭の中に入ってくる。仕事も出来て容量も良い、顔も良いのに何故ロリコンなのだろうこの人。

rb「あ、おった！おーい！」

訓練場の外からロボロさんの声が聞こえてくる。隊員の人達は何かあったのだろうかとざわざわと騒がしくし始める。ショッピさんはロボロさんの方へ向かって歩いていく。どうやら何か話し込んでいるようだ。
後にショッピさんが走って私の方へ向かってくる。

shp「A、エミさんが帰ってきたって報告が入りました」

『エーミールが！？』

気づいた時には私は訓練場の外へ走り出していた。あぁ、早く会って伝えないと。あの返事と、あと、私が部隊に配属された事を。

rb「ちょ、着替えなくてええん！？」

ロボロさんの言葉も聞こえず、ただエーミールに会いたいがゆえに走る。

shp「ロボロさん、今は余計なことしない方が良いですよ。」

rb「なんでや？」

shp「はぁーー……察して下さい。これだから童貞は……」

rb「なんやとぉ！！ごるぁショッピィ！！！」