手がかり2 ページ7
どこだ…どこだ…
心臓をバクバクさせながら、私はある人物の部屋に忍び込み、漁っていた。
「エイトフットさん!こんな所に本当にあるんですか?!」
「うっせぇ!ちったぁ静かに探せ。」
そう言ってエイトフットさんは眉間にシワを寄せる。
なぜこんな泥棒をしているかと言うと…数十分前…
「いいか、魔法ってモンは万能じゃねぇ。この世に存在するモンを消すなんて出来ねぇんだ。」
「ほ、ほぉ…」
「ぜってーわかってねぇな…テメェでも分かりやすいように言ってやると、お前の記憶を魔法で
「な、なるほど…で、私の記憶が何処かにあると言うことですか?」
「まぁ、そんなとこだろうな。で、今から探しに行こうってワケだ。」
というやり取りがあり、ここで私の記憶を探しているのだが…
いつミスターが返ってくるか分からない状態で、どんな形か分からない記憶を探すなんて、どう考えても無理だ。
「記憶ってどんな物何ですか?」
「さぁな…大体はビンとかに入ってるんだが…」
そう言ってガサガサとトランクを漁りだした。
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作者名:他人丼 | 作成日時:2018年7月1日 7時