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要らないモノ ページ5
「家族、恋人、友人その他もろもろとお別れして、ヴィランズの世界に旅立つ御覚悟はよろしいでしょうか?」
「……yes!」
リクルーティングの会場に歓声が沸き起こる。
…今日で四人目だ。皆が何であんなにヴィランズに成りたいのかがわからない。
こんな、自分の中に異質で、黒くて、醜いものがいるなんて私は耐えられない。
お姉ちゃんだってなんでアンナ胡散臭い人といるかも理解出来ない。
…そんなにヴィランズに成りたいならこの私の黒いものを全てあげるのに。
ヴィランズに闇の世界に招待され、喜ぶ人間達の顔を横目に、大きくため息をついた。
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作者名:他人丼 | 作成日時:2018年7月1日 7時