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魔法 ページ12
「ヴィランズの魔法の元は憎しみと憎悪だ。己を。運命を。友人を。敵を。時には兄弟を恨む。憎しみが黒い心を作り、黒い心が闇のエネルギーになる。穢れた魂以上にヴィランズの素質があるものはそうそうない!」
「A!お前はヴィランズのカリスマだ!幼い頃から己を恨み、周囲の人間を恨み、血を分けた兄弟をも恨む心…なんと素晴らしいんだろう。」
「……………私ってそんなに素質があるんですか」
「あるとも。君の姉、スキャター以上にね。」
そう言ってミスターは微笑んだ。
きっと目を開けたら、そこはヴィランズの世界だろう。
深い眠りの中、ミスターに言われる言葉が何となく心地よかった。
ずっとそう言われたかった。
ずっと。
ず─────っと
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作者名:他人丼 | 作成日時:2018年7月1日 7時