検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:12,483 hit

魔法 ページ12

「ヴィランズの魔法の元は憎しみと憎悪だ。己を。運命を。友人を。敵を。時には兄弟を恨む。憎しみが黒い心を作り、黒い心が闇のエネルギーになる。穢れた魂以上にヴィランズの素質があるものはそうそうない!」



「A!お前はヴィランズのカリスマだ!幼い頃から己を恨み、周囲の人間を恨み、血を分けた兄弟をも恨む心…なんと素晴らしいんだろう。」




「……………私ってそんなに素質があるんですか」







「あるとも。君の姉、スキャター以上にね。」




 そう言ってミスターは微笑んだ。





 きっと目を開けたら、そこはヴィランズの世界だろう。




 深い眠りの中、ミスターに言われる言葉が何となく心地よかった。





 ずっとそう言われたかった。




 ずっと。




 ず─────っと

末路→←昔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:ヴィランズ , ヴィランズ手下   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:他人丼 | 作成日時:2018年7月1日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。