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*
「それと……あの…っ…」
『はい？』
「ど、泥棒の俺が
こんなん言うのも変かもしれへんけど…
あ、あの…僕とお友達になってくださいっ！」
『えっ…』
「こ、この前……
俺が泥棒に入った日に君と会ってから…
君が頭から離れへんねん…。
……何か盗むつもりが、
逆にハートを盗まれてもうた、みたいな…っ
あは…っ…何言ってるんやろ、俺…っ」
こんな、泥棒に入ってきた奴が
友達になろうなんて…
気持ち悪い、やんな…。
『…本当に、変な泥棒さんですね(笑)』
でも、また君がふわって笑うから。
その笑顔を見れただけでもええか…
って思ってまう俺は、
相当君に惚れてるんやと思う。
『…私、山田Aです。』
「えっ…？」
『…お友達になるんじゃないんですか？』
「あっ…は、はい！なる！なりますっ！！
あの、僕の名前は……」
『丸山隆平さん、ですよね？』
「えっ、ど、どうして僕の名前をっ？」
『どうしてって…
この前言ってたじゃないですか(笑)』
「そう…やったっけ…？」
あのときはテンパりすぎて、
自分が何言うたのか覚えてへんからなぁ…。
「あの…改めて…
よ、よろしくお願いしますぅ！！」
勢いで、手を差し出すと、
『…はい、よろしくお願いします(笑)』
「……！」
小さくて、柔らかい手が
俺の手をきゅっと握ってくれて…。
あぁ、幸せって
こういうことを言うんやろな、って…。
・
・
それから、俺とAちゃんは
仕事が休みの日は一緒に出掛けたり、
Aちゃんのバイト終わる時間に
俺が迎えに行って、2人でご飯食べたり、
お互いの家を行き来したりする仲に。
付き合うてるわけではないけど…
Aちゃんは、
元泥棒の俺にもほんまに優しくて。
一緒にいれて、笑い合ってる時間が
ほんまに、ほんまに、幸せで…。
俺みたいな奴が、
幸せを求める資格なんて
ないかもしれへんけど…。
一生懸命、真面目に働いて、
いつかちゃんと告白しようって…
そう思ってたのに。
まさか、あんなことになるなんて＿。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - わいさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^-^*)このお話はもうクライマックスです。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2017年12月14日 20時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年12月13日 23時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» コメントありがとうございます！村上さんは、丸ちゃんの話を聞いて、「助けてあげたい」と思った、ただただいい人です(笑) 応援ありがとうございます！このお話はもう少しで完結するので、最後までお楽しみください(*^^*) (2017年12月13日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - もしかして！村上さん… 、、、 ゆず丸さん、これからも頑張って下さい！ 応援しております (2017年12月12日 23時) (レス) id: d7fe4a9565 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ハチミツレモンさん» ふふふ…さぁ、丸ちゃんどうする?!という感じですね( ￣ω￣) 勘が良い人だと、この後の展開想像できちゃうかも…(笑) 大好きな丸ちゃんを、悲しませるようなことはしないのでご安心を(^o^)！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2017年12月3日 21時
