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その後、先輩と合流して。
先輩「おう。うまくいったか？」
先輩のほうは成功したらしくて
えらい上機嫌やった。
「うまくいったも何も…
あの家、見た目は立派ですけど、
中身は空っぽですよ。」
先輩「…お前、入ってないんちゃうか？」
「は、入りましたよ！
でも、これくらいしかありませんでした。」
優しいあの子にもらった
ネックレスと指輪を先輩に渡す。
先輩「ふーん…」
「あのお家、物があるのはリビングだけで、
他の部屋は何もなくて埃被ってました。
物も少なかったですし…」
あの子から聞いた話をほぼそのまま
先輩に伝える。
「暗くてよお分からんかったですけど…
アクセサリー系なら、
もしかしたら高いんちゃうかなって…」
先輩「…まぁ、ええわ。これもろとく。
あの家にめぼしいもんがないって
分かってだけでも収穫や。」
よかった…何とか失敗したこと
気付かれんで済んだみたい…。
先輩「…ほな、また頼むわ。」ﾎﾟﾝｯ
「ええっ、もう嫌ですよ！」
最後の俺の言葉は
先輩の耳に届いたんか届かなかったんか、
スタスタ歩いて行ってもうた。
「はぁ……」
とりあえず、これで一件落着…やな。
・
それから数日後。
俺はまたあの子の家に来ていた。
もちろん盗みが目的やないで？
もう一回、この前のお礼を
ちゃんと顔見て言いたいと思って。
それに…あの子のネックレスと指輪
先輩に取られてもうたから…
その代わり、って言うたら変やけど、
新しいの買うてきてん。
俺も貧乏やから、
そんな高いのんは買えへんかったけど…。
受け取ってもらえるかどうかも
分からへんのやけどね。
…正直言うと、お礼っていうのは口実で
もう一度、あの子に会いたかってん。
あの日…俺が泥棒に入った日から、
あの子のことが頭から離れへんねん…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - わいさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^-^*)このお話はもうクライマックスです。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2017年12月14日 20時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年12月13日 23時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» コメントありがとうございます！村上さんは、丸ちゃんの話を聞いて、「助けてあげたい」と思った、ただただいい人です(笑) 応援ありがとうございます！このお話はもう少しで完結するので、最後までお楽しみください(*^^*) (2017年12月13日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - もしかして！村上さん… 、、、 ゆず丸さん、これからも頑張って下さい！ 応援しております (2017年12月12日 23時) (レス) id: d7fe4a9565 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ハチミツレモンさん» ふふふ…さぁ、丸ちゃんどうする?!という感じですね( ￣ω￣) 勘が良い人だと、この後の展開想像できちゃうかも…(笑) 大好きな丸ちゃんを、悲しませるようなことはしないのでご安心を(^o^)！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2017年12月3日 21時
