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『……最低ですね。』
「…っ……せやんなぁ…俺っ…」
『その先輩。』
「へっ…？」
『…過去の失敗を反省して、
真面目に働いてる人を脅すなんて
最低ですっ！』
「で、でも…断れんかった、俺も悪いから…っ」
俺がもっと強かったら。
過去の自分が先輩からの誘いを断っていたら。
こんなことにはならへんかったのに…。
『泥棒さんは、お人好し過ぎます。
もっと、自分を大事にしなきゃダメです。』
「はい…。」
何やろ…
誰かにこん風に心配されるのなんて
いつぶりやろか…。
心がじわっと温かくなって泣きそうや…。
『あ！もしかして、何か盗んだもの
持っていかないと怒られますか？』
「いやっ…ええねん！
警察呼ばんと、逃がしてくれるだけでも
ありがたいから…っ」
先輩には、何もなかったって言おう。
殴られても、蹴られても、仕方ない。
『んー……
あっ！ちょっと待っててください！』
女の子は引き出しをガサゴソあさって。
『あった！これなんかどうですか？』
「…ネックレスと指輪……？」
『1000円くらいの安物ですけど(笑)
暗くて、本物かと思って盗んできたけど
よく見たら偽物だった、みたいな？(笑)』
「……っ…」
泥棒に入った家の住人に
協力してもらうとか…
ほんま情けな…。
何でこの子、こんなに優しいん…？
「…何でそこまでしてくれるん？」
『…私も、両親死んでから
ずっと一人だったから。
寂しかったの、よく分かるし…
それに、泥棒さんが心配だから、かな…。
本当は、悪い人じゃないのに…。』
「……っ…ほんまに、ありがとう…っ」
ほんまに、感謝してもしきれへん…。
『もう二度と、
こんなことしちゃ、ダメです。』
「はい…ごめんなさい…。
ほんまに、ほんまに、ありがとう…っ」
その子からネックレスと指輪を受け取って、
家を飛び出した。
もう二度とこんなことはせぇへん。
そう心に誓いながら＿。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - わいさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^-^*)このお話はもうクライマックスです。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2017年12月14日 20時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年12月13日 23時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» コメントありがとうございます！村上さんは、丸ちゃんの話を聞いて、「助けてあげたい」と思った、ただただいい人です(笑) 応援ありがとうございます！このお話はもう少しで完結するので、最後までお楽しみください(*^^*) (2017年12月13日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - もしかして！村上さん… 、、、 ゆず丸さん、これからも頑張って下さい！ 応援しております (2017年12月12日 23時) (レス) id: d7fe4a9565 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ハチミツレモンさん» ふふふ…さぁ、丸ちゃんどうする?!という感じですね( ￣ω￣) 勘が良い人だと、この後の展開想像できちゃうかも…(笑) 大好きな丸ちゃんを、悲しませるようなことはしないのでご安心を(^o^)！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2017年12月3日 21時
