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「一人暮らし…この家で…？」
『はい。
私、小さいときに両親亡くしてて…
この家は祖父母が残してくれた家なんです。
家賃がかからないから住んでるけど、
１人だと広すぎて…。
リビングと、トイレとお風呂しか
使ってないので、
あとのお部屋は埃被ってます(笑)」
泥棒の俺に、そんな話をしてくれる女の子。
『だから、売ったらお金になりそうな
絵とか坪とか…そういうのはないです。
もちろん、お金もないです。ごめんなさい。』
「いやいや！何で君が謝るん！」
めっちゃ不思議ちゃんやな…。
「…あの…警察、呼ばへんの…？」
泥棒の俺が、こんなこと聞くのも変やけど。
普通ならすぐ通報するやろ…？
『…何か、盗んだんですか…？』
「いや……まだ何も…」
『じゃあ、いいです。』
「えっ…いいって……」
『誰にも言いませんから。
それに…泥棒さん、
何度も謝ってくれたし(笑)』
「えっ…ほんまに、ええの…？」
何てええ子なんや…
こんなええ子の家に盗みに入ったなんて…
ほんま、俺は最低や…。
『普通、泥棒さんって
見つかっちゃったら
そこの住人殺すとかしますよね？
だけど、お兄さんは
すぐに謝って、警察呼んでええよって…
本当は悪い人じゃないんだろうなぁって。
こんなこと、やりたくてやってるわけじゃ
ないんじゃないですか？』
「……っ…
こんなこと、話しても…
言い訳にしかならへんやろけど……」
初めて会った子。
しかも、泥棒に入った家の住人。
せやけど、全部話してもうた。
自分が育ってきた環境のこと。
学生時代から先輩に誘われて、
盗みに手を染めて、少年院に入ったこと。
それからはもう足を洗って、
今は真面目に働いとること。
久しぶりにその先輩に会って、
ここに盗みに入らんと
職場の人に少年院に入ってた過去をばらす、
って脅されたこと。
「職場のみんなには、
自分の過去を隠して働いてて…
せやから、ばらさせたくなくて…。
こんなこと、言い訳にしかならへんけど…」
もとはと言えば、俺が弱いから。
職場の人にも隠さんと、正直に話してたら
こんな風に脅されることもなかったのに…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - わいさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^-^*)このお話はもうクライマックスです。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2017年12月14日 20時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年12月13日 23時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» コメントありがとうございます！村上さんは、丸ちゃんの話を聞いて、「助けてあげたい」と思った、ただただいい人です(笑) 応援ありがとうございます！このお話はもう少しで完結するので、最後までお楽しみください(*^^*) (2017年12月13日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - もしかして！村上さん… 、、、 ゆず丸さん、これからも頑張って下さい！ 応援しております (2017年12月12日 23時) (レス) id: d7fe4a9565 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ハチミツレモンさん» ふふふ…さぁ、丸ちゃんどうする?!という感じですね( ￣ω￣) 勘が良い人だと、この後の展開想像できちゃうかも…(笑) 大好きな丸ちゃんを、悲しませるようなことはしないのでご安心を(^o^)！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2017年12月3日 21時
