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村上さんをお見送りしてリビングに戻ると、
『遅い…ｸﾞｽｯ……何してたんですか…？(涙)』
めっちゃ涙目のAちゃん…
「ごめん…
ちょっと村上さんと話してて…っ」
『ｸﾞｽｯ…隆平さんも…
またいなくなっちゃったのかと思った…(涙)』
「いなくならへん…俺はいなくならへんよ。」
『もう、一人にしないで…っ(涙)』
電話では『私はどうなってもいい』
とか言ってたけど…
ほんまは、めっちゃ怖かったんやろな…
「…俺のせいで、ほんまにごめん…っ」
『ｸﾞｽｯ…んーん…
隆平さんのせいじゃない…っ』
「いや、俺のせいや。
俺と関わらんかったら…
Aちゃんにこんな怖い思い
させることなんてなかったのに…っ
…もう、俺とは
会わん方がええかもしれへん。」
『えっ…そんな……(涙)』
「…でも、そんなん俺が無理やねん。
Aちゃんがおらん生活なんて…
もう考えられへん。」
…俺みたいなヤツが、彼女とか結婚とか
そんな幸せを望んだらあかんって思ってた。
泥棒して、少年院に入った過去を
ずっと後悔してたから。
このまま、ずっと過去を隠しながら、
一人で生きていくんやろなぁ…って。
「でも、Aちゃんは
俺のしてきたことを全部受け入れた上で
一緒に居てくれた。
…隣で笑ってくれた。
大体みんな、俺の犯罪歴を知ったら、
離れていくか軽蔑するかで…
こんなに、受け入れてくれたの
Aちゃんが初めてやねん。
Aちゃんといるときが一番、
そのままの自分でいられるというか…。」
せやから、絶対に失いたくない。
「…俺、もっとしっかりするから。
先輩とは、もう一切関わらへん。
もちろん、泥棒なんて二度とせぇへん。
何か言われても、全部断るから。
もうAちゃんのこと、
こんな危険な目に合わせへんように
俺がちゃんと守るから…」
『ｸﾞｽｯ…隆平さん…っ(涙)』
「だから…
だから、最後に一つだけ。」
誰かに命令されたとかじゃなく、
自分の力で手に入れたいもの。
ほんまに欲しくて、盗みたいもの。
＿" 君のハートを、盗ませてください。"
お し ま い
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∞ゆず丸∞(プロフ) - わいさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^-^*)このお話はもうクライマックスです。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2017年12月14日 20時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年12月13日 23時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» コメントありがとうございます！村上さんは、丸ちゃんの話を聞いて、「助けてあげたい」と思った、ただただいい人です(笑) 応援ありがとうございます！このお話はもう少しで完結するので、最後までお楽しみください(*^^*) (2017年12月13日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - もしかして！村上さん… 、、、 ゆず丸さん、これからも頑張って下さい！ 応援しております (2017年12月12日 23時) (レス) id: d7fe4a9565 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ハチミツレモンさん» ふふふ…さぁ、丸ちゃんどうする?!という感じですね( ￣ω￣) 勘が良い人だと、この後の展開想像できちゃうかも…(笑) 大好きな丸ちゃんを、悲しませるようなことはしないのでご安心を(^o^)！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2017年12月3日 21時
