続とあるオタモブの憂鬱ー5 ページ6
なぜに某がこんなところで…
一人体育座りのままテーブルの下で待機する某。ホントだったら今すぐにでも立ち去りたい。立ち去りたいのだが、あの鋭い爪先アタックが飛んでくることを考えると、何もできないでいた。
「Aさん、今週末は空いていますか？よければ僕とキノコ狩りなんかどうでしょう」
「えっ!?えっと…週末は別の予定が入ってますね」
「またキノコ狩りー？ジェイド先週も行ってたのに」
頭上では某のことなどなかったかのように会話が弾んでいる。
ジェイド・リーチもジェイド・リーチだ。どうして某をここへ残したのだろう。
腹立つし、この光景を書き込んでおこうか。
昼休み―
今度は中庭のとある木の影から彼を観察。
A・クシナは…少し離れた木陰で昼食をとっていた。彼の他に2人の友人(？)もいる。
え、あの2人って…ジャック・ハウルとエペル・フェルミエではないか！
この2人も当然、某の小説のキャラとしてお世話になっている。
不良のような見た目をしているのに実は真面目なジャック・ハウルと、儚げな魅力も持っているのに実は男らしいエペル・フェルミエ。この2人はかなりのギャップ萌え組だ。
そんなギャップ萌え組とクシナが共に昼食をしているとは。やはり友人同士なのだろうか。
てっきり彼らはトラッポラたちやオンボロ寮の監督生と常に一緒にいる感じだと思っていたのだが、そういうわけではないんだな。
おっと、メモメモ…
休み時間―
急がないと…次の授業は移動教室。教室からかなり遠い場所でもあるため、休み時間が始まってすぐに向かわなくてはいけない。勿論遅刻などすれば即減点。
パタパタと小走りで渡り廊下を歩いていると、前方に見覚えのある生徒が歩いている。
あの赤髪と小柄な体格は…同じクラスメイト兼ハーツラビュル寮長のリドル・ローズハートだ。
相変わらずのすまし顔で歩くその姿に、つい走る速度が落ちていく。だってちょーっと走っただけでもローズハートはもの凄く怒るからな。そのまま説教の流れに入っていくわけだし。
もうちょっと距離を置くべきか。彼が歩き去って行くのを見届けていると、その向かいからまた別の生徒が歩いてきた。
あ、あれって…
「A」
誰かがクシナの名を呼ぶ。とても優しげな声で。
え、今の声ってまさか…ローズハートなのか!?普段ならキツイ言い方ばかりするあのローズハートが!!
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フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます！また体調にも気を遣って頂き嬉しい限りです。これからも頑張って更新していきます。 (2021年12月3日 23時) (
レス) id: 5e636c9530 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 更新ありがとうございます！また、面白そうなお話ですね、リドルくんがいない中どうなるのか、楽しみです！！ 体調にお気をつけて更新頑張ってください (2021年12月3日 19時) (レス) id: 1e7c50770b (このIDを非表示/違反報告)
フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます。こういった評価を頂いて嬉しい限りです!!これからも頑張ります！ (2021年8月9日 15時) (レス) id: 80abe09472 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 続編おめでとうございます！！今回の番外編もとても面白かったです！ジェイドさん、、頑張れ！本編の方もとても読みやすく、面白いです！これからも自分のペースで頑張ってください！！ (2021年8月8日 19時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フウカ | 作者ホームページ：http naru1
作成日時：2021年7月12日 20時
