続とあるオタモブの憂鬱ー2 ページ3
「彼を知らないなんて…この半年一体何を見てきたんですか!?」
ネタになりそうな貴殿らですが。だってあんま悪目立ちしない相手はどうも印象が薄いからな。
「えーっと…じゃあ、貴殿はそのクシナとのカップリングを書いてほしいわけですな？まあ、相手がどんな性格なのか分からないから、こっちで適当に書きますが」
そう告げると、ジェイド・リーチはなぜか「適当に？」と一部分に反応する。それからまた某の顎を掴むと、ぎちぎちと握りしめてきた。
「そんな適当に書かれては困るんですよ。きちんと彼の魅力を描きつつ、僕と彼との熱々な展開を書いてほしいんですよ」
「ひいぃっ…!?わ、分かったで候、分かったで候！ちゃんとクシナを観察して書きます!!」
「それは助かります」
観察すると言いきったことでようやくウツボの握力から解放される。マジで顎部分変形してないといいが。
「いいですか？きっちり観察して書いて下さいよ。僕が納得できる作品でない限り、このノートはあなたの元へは戻ってきませんので」
オイオイマジですか。コイツの納得いく作品書かないと、某のネタ帳返ってこないわけ!?もう、最悪なんですけど。
「やっぱ適当に書いて早々に返してもうらおうか…」
思わず本音を口に出してしまう。ホントにボソっと呟いただけだし相手は聞いてないだ…
「あ、もしもしアズールですか？実はですね、面白いネタがありまして…」
「あーーッ！やります、ちゃんと書きますから!!」
なーんてことがあったわけなのですよ。
ホントマジ最悪だわ。
そんなわけで某は現在、A・クシナをこっそりと観察しているわけだ。
あ、ちなみに今は大食堂にいるで候。某が食事する隣の席では―
「スズキくん、今日は顔色悪いですけど…どうしました？」
「いや…最近フロイド先輩にちょっと絞められてな」
「絞められて!?それ大丈夫なんですか！」
そう。某の隣にはA・クシナが座っていた。彼は某のことなんか気にせず、向かいの友人と楽しく食事をしているところだ。
彼がA・クシナか。
身長は160ぐらい。小柄な体格に幼い顔立ち。長い髪が特徴の生徒といってもいいだろう。
ジェイド・リーチの情報によると、彼は今年入学してきた1年生でハーツラビュル寮にいるらしい。ハーツラビュル寮ということは、エース・トラッポラとかデュース・スペードと同じか。
どうも彼らに比べてみればあまり目立たない大人しい感じの生徒だな。
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フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます！また体調にも気を遣って頂き嬉しい限りです。これからも頑張って更新していきます。 (2021年12月3日 23時) (
レス) id: 5e636c9530 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 更新ありがとうございます！また、面白そうなお話ですね、リドルくんがいない中どうなるのか、楽しみです！！ 体調にお気をつけて更新頑張ってください (2021年12月3日 19時) (レス) id: 1e7c50770b (このIDを非表示/違反報告)
フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます。こういった評価を頂いて嬉しい限りです!!これからも頑張ります！ (2021年8月9日 15時) (レス) id: 80abe09472 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 続編おめでとうございます！！今回の番外編もとても面白かったです！ジェイドさん、、頑張れ！本編の方もとても読みやすく、面白いです！これからも自分のペースで頑張ってください！！ (2021年8月8日 19時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フウカ | 作者ホームページ：http naru1
作成日時：2021年7月12日 20時
