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今世紀最大の失敗。 ページ6

Aside





トントントン



お城の階段を掛け上がる。王子達の部屋に荷物を届けなくてはならないのだ。






階段が多すぎる…辛い…。全く、この城は広すぎるのだ。仕事を始めたばかりなんて迷子になったこともあるくらい。


『はぁ…はぁっ…』



この階は全て王子達の場所だ。大きな衣装部屋があったり、一人一人の広い部屋があったり、真ん中には植物が植えてある。




美しいシャンデリアが当たり前のように部屋を明るく照らしている。




あそこだ。



王子達が集まる部屋からは、がやがやと騒がしい声がした。特徴的な笑い声が響いている





ため息をつきながらその部屋へ歩き出した。






『うわっ』



何も無いところで躓いて転んでしまった。



荷物を持っていて手を着くことも出来ず、膝を酷くぶつけてしまった。



今日はなんて運が悪いんだと思いながら、体を起こす。はぁ。





「大丈夫?」


ぱっと声がした方を見る。そこには、ななもり王子がドアを開けて立っていた。



ななもり王子と目が合う。




その目はぱちぱちとまばたかれたと思うと、固まった。





な「え…」





ふと、違和感を感じた。




荷物を置いた私の手の上には仮面が乗っている。







その瞬間私は自分がやってしまった事に気づいた。









顔を見られた…?









動揺を必死に隠しながら、ななもり王子に荷物を押し付ける。



「失礼します」と頭を下げて、私は走り出した。





『…どうしよう。』




大変だ。やってしまった。





少し走ったところで床にペタンと座り込む。足が震えて立てない。





心臓の動きはいつもよりずっと早く、







息が苦しい。









大嫌いな人に顔を見られた。









恐怖感が私を襲う。









あの時、転ばなければ。



ななもり王子の方を見なければ。









あーあ。

暑い。熱い。→←女の子。



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いるか(プロフ) - ゆきのさん» ははぁ、コメ返大変遅くなりました!ごめんなさい!ありがとうございます!!!今、他の掛け持ち作品を完結させる為にこの作品が更新出来ていません、、、でも、それが完結したら更新頑張ります!!! (2019年5月10日 19時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - 続きが楽しみですっ!更新頑張ってください! (2019年4月2日 15時) (レス) id: f9e1de5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
いるか(プロフ) - 銀 華 *@ぎんかさん» 銀華ちゃーん!お久しぶり!本当に!?ありがとうありがとうありがとう!めっちゃ嬉しいー更新頑張るね!!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
銀 華 *@ぎんか(プロフ) - え.....待って、なにこれ。ちゅき()いるちゃ、更新頑張ってねん←それとお久ですん()応援してるよん!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: 18433396dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いるか | 作成日時:2019年3月3日 16時

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